徒然草~選挙編
(※私は小泉嫌いなので、小泉さん大好きとか小泉さん素敵!とかいうような人は、この先は読まないでください。)
とても良くないと思います。選挙の結果のことです。
私は郵政民営化問題に関しては実を言うとどっちでもいいのですが、その他の部分(経済無策&ブッシュの犬)で完全に反小泉になっているので、かなりショックです。非常に危機感を感じます。
これでは小泉&竹中のやりたい放題(ということは何もしないということかも知れませんが)。ダブルスコアでは野党なんかいないも同然でしょうし。
今回当選した自民党議員に良識を期待するしかないわけですが、個々の政策に反対の自民党議員がいたとしても、はたして今後は反対行動をとれるものなのか・・・
今回の選挙では得票数で見ると自民は民主の1.3倍程度しか取っていないのに、議席数は2. 6倍にもなっていることが指摘されました。小選挙区制の弊害です。そもそもこの多様化の時代に、アメリカの猿真似で二大政党制をなどと宣伝した責任は民主側にもあるのだから、そら見たことかという気もするのですが。
(民主党の岡田代表は辞めるそうですが、その前にまずあの不気味なTVコマーシャルを作った代理店をクビにすべき。あれじゃ誰も投票しないと思う。)
テレビ朝日の番組では、今回若い人が投票所に足を運んだと言う話題にからめて、古館さんが「今の若者は勝ち馬に乗りたがる」というようなことを言っていました。なるほどと思いました。結局その風潮がすべてだったのかなという気がします。
色々ネットのブログやBBSをさぐると、若者だけでなく30代のオヤジや40代のジジイも、なんだかんだもっともらしい理由をつけつつ、必死で勝ち馬に乗りたがったようで、やれやれです。
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コメント
>非常に危機感を感じます。
全くです!気が滅入ります。
投稿: edc | 2005年9月12日 (月) 23:52
euridiceさん
なんでも当選議員の8割が憲法改正に賛成なんだとか。これではこの4年以内に憲法改正が行われてしまうかもしれませんね。
これまではマスコミの事前の選挙予想というのは、外れることも多かったと思います。あまり与党が大勝とか喧伝されると、逆に投票する人も多く、日本の有権者はある種のバランス感覚を示していたものでした。
マスコミが勝ちを予測すると、ますます勝つ方に投票する風潮というのも恐怖です。
投稿: TARO | 2005年9月13日 (火) 00:14
まったくもうーー;
>>非常に危機感を感じます。
>全くです!気が滅入ります。
>マスコミが勝ちを予測すると、ますます勝つ方に投票する風潮というのも恐怖です。
お二人に激しく同感…
TB&リンクさせて頂きました。あーあ…
投稿: ヴァランシエンヌ | 2005年9月13日 (火) 03:07
最近の漠然とした印象ですが、人々はメディアをうのみにして踊る傾向が顕著で、メディアは徹底的に現状肯定で(すべてネガティヴな部分には目をつむるか、否定、あるいは矮小化して批判します)浮かれてます。選挙結果報道、テレビ画面には、笑いが止まらないって表情を隠せない顔、顔、顔って感じ・・
まずあり得ないと思われていたことが、実現する可能性も大きくなってきたと感じます・・・
投稿: edc | 2005年9月13日 (火) 06:37
今回の総選挙は、「痛みを伴う改革」を強いられている欧州でも、異例に注目度が高かったと思います。
仏紙論評はちょっとずれていて、経済紙2紙社説は小泉を「構造改革推進派」と捉え(海外金融界は大体そういう理解らしいけど)賞賛調、トリビューン紙は「小泉はタブーを破った真の改革者、戦後の大リーダーの一人として日本の戦後史に残ろう。『改革』は選挙キャンペーン標語としても有効であるということだ。シュレーダーや仏指導者にとっても参考となろう」などとのたもうてます。
選挙前のリベラシオン紙社説は、イラク派兵、国連常任理事国立候補、靖国参拝を取り上げて「ポピュリズム・カリスマ性・巧みなメディア利用の混合である小泉の再選は、日本のネオ・ナショナリズムを加速させよう」とか言っており、これもちょっとニュアンス不足の気がする。まあ本当に憲法改正が通りかねない情勢にはなってしまいましたが。
ルモンド紙のポンス特派員記事だけは、かなりまともで、「小泉改革は、実質性は薄く名前だけ」「既得権益保持の『抵抗勢力』に立ち向かう改革者という単純化構図を演出するメディア利用の名人」と指摘し、「ホリエモンVS亀井」については、「バラマキ政治は地元庶民の期待を注視し、民主的とは言い難い形であるにせよ、高度成長期には国富の再分配により相対的平等に寄与した面もある」「亀井はイラク派兵に反対し、戦後平和主義の発想を体現」として亀井に好意的です。
欧州では依然「経済リベラリズムVS社会政策」という左右対立図式は根強いですから、そうした文脈から、ルモンドも小泉を「liberal-populiste」「neo-nationaliste」、民主党を「social‐liberal」(ブレアやシュレーダー、仏社会党右派もこう形容される)と規定しています。内政政策について曖昧な民主党が本当に「social‐liberal」なのかは判然としませんが。
仏ではこうした「liberal対social」の構図内で今回の選挙も捉えられていますが、(私、日本にいないので良く解りませんが)日本の有権者の意識は、「郵政改革」を「弱肉強食の経済リベラリズムへ導く改革」としてではなく、「既得権保持派VS壊し屋」の構図内で「旧守社会を壊す掛け声」として支持したのではないかと思います。
「改革」の「痛み」ばかり払わされ、恩恵には浴していないのは、日本の庶民もドイツの庶民と同じでしょうが(日本では経済指標は上向いているけど、その恩恵に与かっているのは一部の人だけのようです)、独の場合は「改革」を実行している現政権への批判として、当然政権交代へと流れているのに対し(メルケル楽勝には疑問符が付き始めましたが)、日本の場合現政権の圧勝になったのは奇妙です。日本人は政権交代に極度に臆病、民主党も内政面での政策は曖昧(「改革続行」を巡るSPDとの対立点がはっきりしないという点では独CDUも同じですが)といったことに加え、若い人や無党派まで小泉に投票したということは、有権者も結局小泉単純図式のポピュリズムに踊らされる程度に未熟だったということなのでしょうか。あるいは皆「自分にも恩恵が及ぶ」「自分も勝ち馬になれる」と考えたのでしょうか。
投稿: 助六 | 2005年9月13日 (火) 09:28
こんなに野党の議席数が減るとは、、
今回のようなことで、総選挙をやっちゃうって、、、、こういう結果を招くんですね。
今回若者が投票したことは確かなようです。
娘は、自主的とは言い難いのですが、選挙は皆勤賞です。
選挙に行くというのはめずらしいようで、今回の総選挙が決まった時に、職場の友達が、「○○ちゃん、いつも選挙に行ってるよね、私も今回は選挙に絶対行くからね!」と意気込んでたそうです。
こういう人達の票が全部自民に流れたのかも。
首相なのに、仲間にいじめられてかわいそう、、とおもわれたんでしょうか??
今回のこの結果について、なるほどね、、と思ったのは、
自民が反対派も賛成派もいるという図式になっていたのに対して、民主が全員郵政民営化反対で一本化した、
特に今の若者は、全員が同じというのにうさんくささを感じるので、自民に票が流れた、、という分析です。
投稿: keyaki | 2005年9月13日 (火) 09:33
ヴァランシエンヌさん
TBありがとうございました。
なんて海外住んでる方の選挙ってめんどくさいんでしょうか!これでは投票したくても出来ないですね。
--続きは後ほどヴァランシエンヌさんのブログの方で。
投稿: TARO | 2005年9月13日 (火) 11:47
euridiceさん
議員の8割が改憲に賛成ということは、「勝ち馬は改憲」ということがはっきりしたわけですから、そっちに流れるでしょうね。
近隣諸国の激しい反発が予想されるわけですが、嫌韓・嫌中ブームを煽り立てている人々は当然、それをてこにまずます勢いづくという図式になるのでしょうか。
投稿: TARO | 2005年9月13日 (火) 11:58
助六さん
ヨーロッパ各紙の分析、ありがとうございます。
>トリビューン紙
ひえー!凄いですね。言葉もでません。
トリビューンの記者は、小泉が何を改革したと考えているんでしょう?
筋道をつけたという意味では、橋本龍太郎の方がよっぽど構造改革に本気で取り組もうとしたんじゃないかと思うのですが。まあ、挫折しましたが。
>ルモンド紙
たしかにちゃんと分析してると思います。バラマキ政治についての「民主的とは言い難い形であるにせよ、高度成長期には国富の再分配により相対的平等に寄与した面もある」というのは、ヘエーと思いました。
>「既得権保持派VS壊し屋」の構図内で「旧守社会を壊す掛け声」として支持したのではないかと思います。
>あるいは皆「自分にも恩恵が及ぶ」「自分も勝ち馬になれる」と考えたのでしょうか。
どちらもおっしゃるとおりだと思います。
郵政民営化によって350兆円が民間に流れ出て経済活性化に役立つと言うのも、さんざん言われてきました。
単純計算で1億人が350万円ずつの恩恵を受けることになるわけですが、実際には350人が1兆円づつの恩恵をうけるわけです。みんな自分は350人の中に入るに違いないと思っているのです。恩恵抜きの痛み担当とは夢にも思わずに。
投稿: TARO | 2005年9月13日 (火) 12:17
keyakiさん
>首相なのに、仲間にいじめられてかわいそう、、とおもわれたんでしょうか??
それはあるかもしれませんね。
真剣に改革をやろうとしているのに、仲間の悪代官風のやつらが邪魔してる。という演出は見事だったと思います。
亀井・綿貫(&岡田・小沢)と敵役にはぴったりの配役だったのも幸いしたかもしれません。劇場型選挙などと言われましたが、むしろTVドラマ型選挙といったほうがいいような。
>特に今の若者は、全員が同じというのにうさんくささを感じるので、自民に票が流れた、、という分析です。
これは面白い分析ですね。
結果はともかくそれだったら、ずいぶんと若者を信頼できるような気がします。でもちょっと好意的過ぎる分析のような気もしますが。
これはどなたの分析か判りますでしょうか?
投稿: TARO | 2005年9月13日 (火) 12:25
今回ほど、国民を沸かせた、選挙はなかったでしょうね。盛りだくさんでしたね。私?非国民ですが、あまりに、郵政のことが解りずらく、逃げてました。それより、ドイツのほうが、気になって、二人の党首討論、シュレ-ダ-の巧さに、一緒にバイロイトに行った、御仁に、彼の爪のなんとか。。。小泉さんったら、ティーレマンのファンみたい、私と同じで、嫌ダワ-----ティ-レマンの来日公演にも、来てました。さて、刺客の立案者は、一体、どなたなのでしょう。これが、国民の目を、自民だけに、向け、民主党に目が行かなかった、凄い作戦でしたね。でも、救いは、いよいよ、親分、小沢さんの登場なるか?でも、ドイツのほう、飽きる気持ちはわかるけど、あの女史では、世界平和のほうが、危なくなる、祈るばかりです。2年後は、助六さんのところですね。こっちも、危機感抱いております。
投稿: YOKO | 2005年9月13日 (火) 21:03
>これはどなたの分析か判りますでしょうか?
ラジオで、小耳に挟んだ程度ですが、昨日の午後3時前後のTBSラジオで、小泉圧勝の理由を聞かれて、コメントしてました。評論家だと思います。
投稿: keyaki | 2005年9月13日 (火) 22:18
YOKOさん
某氏の落選、「想定の範囲内」だったと思いますが、YOKOさんには残念でしたね。次の選挙にもまた出るとか。
それにしても、
>小泉さんったら、ティーレマンのファンみたい、
マジですか?へえー。
昔、ドミンゴとボロディナの「サムソンとデリラ」で「感動した!」と言ってたのだけ覚えてます。
さてヨーロッパ、いったいどうなるんでしょうね。
興味津々ですね。
投稿: TARO | 2005年9月14日 (水) 00:10
keyakiさん、ありがとうございます。
ラジオでしたか。だとちょっと分からないですかね。
え、3時?--と、最初keyakiさんの夜更かしにビックリしてたら、よく見たら午後3時でした。。。
投稿: TARO | 2005年9月14日 (水) 00:12
え---、TAROさん、彼、また、出馬するつもりですか?驚きました。高校生の我が息子の、彼は宣伝のために、今回、出るのかな、の言葉を鵜呑みにしてました。親ばかですね。。。
あわてて、今頃になって、彼の記者会見のコメントを、読みました。
あ-ん、やっぱり、この方、私の好みですね。
青雲の志を持っているところなんか。。。
ちなみに、私、選挙も、夜、気がついたぐらい
浦島太郎してました。訳は、ある、本を読んで
頭の中は、カタ-ル、カタール、カタ-ル一色。。。カタ-ル、カタール。。。
TAROさん、お読みになりたい本、手元に沢山、積んでいらっしゃることと思いますが、是非、コレモ、積んでて下さいませ。
アルジャジ-ラ、報道の戦争光文社
副題、すべてを敵に回したテレビ局の果てしなき闘いヒュ-・マイルズ著
投稿: YOKO | 2005年9月14日 (水) 16:52
YOKOさん
>あ-ん、やっぱり、この方、私の好みですね。
ふふふ。すっかり惚れこんじゃってますね。
これだけの議席数になってしまうと、解散も内閣不信任もしなくてすむでしょうから、4年後ということでしょうか。まあ、しなくて済むけど敢えてするということも充分ありうるので、わかりませんけども。不測の事態ということもあるし。
そのアルジャジーラの本、ぜひ読んでみます。アルジャジーラというTV局には非常に興味をもってました。
投稿: TARO | 2005年9月14日 (水) 23:06