作品賞は「ディパーテッド」 助演男優賞はアラン・アーキンが!ミレン、ハドソン、ウィッテカー、スコセッシ
「アメリカ上陸作戦」、「愛すれど心さびしく」でアカデミー主演男優賞にノミネート、他にも「暗くなるまで待って」や「シャーロックホームズの素敵な挑戦」など、60~70年代の作品の数々で名演を見せたアラン・アーキンが助演男優賞を受賞。助演賞とはいえ最初に「アメリカ上陸作戦」で候補になってから40年目にしての初受賞。
主演女優賞、助演女優賞は下馬評通りヘレン・ミレンとジェニファー・ハドソンが獲得。菊地凛子は惜しくも受賞を逃しました。
本命フォレスト・ウィッテカーと対抗ピーター・オトゥールの対決が注目された主演男優賞は、ウィッテカーに。「バード」でカンヌの主演男優賞を受賞している名優ですが、意外にもアカデミー賞はこれが初候補・初受賞。
監督賞も下馬評通りスコセッシに。スコセッシは今回を含めて監督賞6回の候補、脚色賞2回候補。で、一度も受賞していないというのは、アカデミー賞7不思議の一つといっても良いほどでしたが。
作品賞も「ディパーテッド」で、前評判の高かった「バベル」、イーストウッドの「硫黄島からの手紙」は受賞できませんでした。
あけてみれば主要な賞はすべて下馬評通りでしたね。スコセッシ、ミレン、ウィッテカー、ハドソンはガチだったし。
美術賞 「パンズ・ラビリンス」
メイクアップ賞 「パンズ・ラビリンス」
短編アニメ賞 「The Danish Poet」
短編映画(実写)賞 「West Bank Story」
音響効果賞 「硫黄島からの手紙」
録音賞 「ドリーム・ガールス」
助演男優賞 アラン・アーキン「リトル・ミス・サンシャイン」
長編アニメ賞 「ハッピーフィート」
脚色賞 ウィリアム・モナハン「ディパーテッド」
衣裳デザイン賞 ミレーナ・カノネロ「マリー・アントワネット」
撮影賞 ギレルモ・ナバロ「パンズ・ラビリンス」
視覚効果賞 「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」
外国語映画賞 「善き人のためのソナタ」(ドイツ) 旧東ドイツのシュタージの人間を主人公にしたドラマ。現在東京はシネマライズで上映中。
助演女優賞 ジェニファー・ハドソン「ドリームガールズ」
短編ドキュメンタリー賞 「The Blood of Yingzhou District」
長編ドキュメンタリー賞 「不都合な真実」 これってグラミー賞に続いて、ブッシュに対するブーイングということなんでしょうか。
作曲賞 グスタボ・サンタオラヤ「バベル」 これはびっくり、サンタオラヤは2年連続ですか。
オリジナル脚本賞 マイケル・アーント「リトル・ミス・サンシャイン」
歌曲賞 I Need To Wake Up「不都合な真実」これもビックリかも。「ドリームガールズ」の曲が3曲も候補になってたのに。でもメリッサ・エスリッジ、良かったですね。
編集賞 「ディパーテッド」
主演女優賞 ヘレン・ミレン「クィーン」
主演男優賞 フォレスト・ウィッテカー「ラスト・キング・オブ・スコットランド」
監督賞 マーティン・スコセッシ「ディパーテッド」
作品賞 「ディパーテッド」
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コメント
>ヘレン・ミレン
テレビドラマ『第一容疑者」で、ファンになりましたが、有名な女優さんだとは知りませんでした。
「クィーン」は、ハリウッド映画なんですか?
投稿: keyaki | 2007年2月26日 (月) 15:56
まず最初におわびを。ヘレン・ミレンの出演作の日本語題名は「クイーン」じゃなくて「クィーン」でした。本文中と、あと勝手にコメントも修正させていただきました。ご了解ください。
ということでヘレン・ミレンですが、なぜか私はデビュー作の「としごろ」から見てるんですが、なんといっても衝撃的だったのはケン・ラッセル監督の「狂えるメサイア」でしょうか。あの可愛い少女だった筈のミレンが、いきなり全裸で歩いてたりして・・・。まあ「としごろ」もヌードで海に潜ったりとかはしてたんだけど・・・
「クィーン」はイギリス映画ですが、監督がフリアーズなので、作品の質は高いんでしょうし(未見)、ミレンの夫はハリウッドの有名な監督・製作者であるテイラー・ハックフォード(「愛と青春の旅立ち」など)なので、アカデミー賞受けは良かったはず。
投稿: TARO | 2007年2月26日 (月) 18:29
十瑠さんのところからやってまいりました。
下馬評どおりの選考の中では、ボクもアラン・アーキンの初受賞、とても嬉しく思いました。過去のノミネート作はもちろんですが、「ブルージーンズ・ジャーニー」とか「フリービーとビーン」とか、若い頃楽しく観た映画でお馴染みの人だったものですから(^ム^ゞ。
投稿: kiyotayoki | 2007年2月28日 (水) 09:57
kiyotayokiさん、はじめまして。
アラン・アーキンの受賞、本当に嬉しかったですね。かなりはじめの方で発表されたので、今年はベテラン特集であるいは主演男優賞もオトゥールに?とも思いましたが、そうはなりませんでしたね。ウィテカーは好きな俳優なので、それはそれで良かったですけど。
後ほどkiyotayokiさんのサイトも拝読させていただきます。今後ともよろしく。
投稿: TARO | 2007年3月 1日 (木) 00:47
《善き人のためのソナタ》観てきました。
非常に重くて、感想も思いっきり重くなりましたけど(いつものナントカとは違う意味で^^;)仙台でも24日から公開されるそうですし、できればTAROさんのような「大人の男性」に見て頂きたいなと。
アカデミー賞繋がりでTB&リンクさせて頂いてます。
投稿: ヴァランシエンヌ | 2007年3月19日 (月) 10:45
ヴァランシエンヌさん
TB&リンク、ありがとうございました。
こちらを見る前に、そちらにコメント書き込んでしまいました。
シュタージの実態というのも、私たちはあまり知らないし(スパイ小説だとどうしても主役は旧ソ連のKGBになってしまうので)、ましてその中での東ドイツの国民が同生きてきたかというのも判らないので、そういう面からも関心があります。
でも基本はそうした表面的な興味を越えた、もっと深い人間ドラマなんでしょうね。記事をよんでますます映画を観るのが楽しみになってきました。
投稿: TARO | 2007年3月19日 (月) 12:21