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2007年6月 7日 (木)

嘘だといってよ、アベちゃん! ~ニュースの落穂拾い Watch What Happens

20070607abejp 落穂拾いじゃなくてゴミ拾いのニュースなんですが、これって本当の話なんでしょうか?
アート・バックウォルドのコラム集に「嘘だといってよ、ビリー」というのがありましたが、う~んまさかとは思うけれど。嘘だと思いたいけれど・・・。でもレッキとした新聞社のニュース。2ちゃんねるじゃないんだから、嘘は書かないよね?

なにかっていうと安倍首相のニュースなんですが、テレ朝のアナウンサーから参議院選候補に転身した丸川珠代さんらとともに、今月3日にゴミ拾いパフォーマンスを行った時のこと。東京は多摩川河川敷で、地元小学生らに交じってゴミ拾いの清掃活動を行ったわけですが――

『冒頭、「美しい日本をつくっていくため、きれいな日本をつくっていくことが大切だ」と得意満面で挨拶した首相だが、安倍首相が作業を始めるとゴミがない……。河川敷は先日も清掃したばかりで、しかも先に作業した人たちがゴミを拾ってしまっていた。それに気付いた関係者が「ダメだよ拾っちゃ! ここは総理が拾うところだ!」と絶叫。拾った人は渋々ゴミを袋から地面に戻した。』
ゲンダイニュース

こ、これは・・・
笑えるニュースなんだか、怒るべきニュースなんだか、ガックリするニュースなんだか・・・。
でも・・・ここまではまだ許せる。許せないけど、まだギリギリ許せる。本人よりも関係者の問題ともいえるので。

『約1メートルの長さの角材を拾ってきた小学生に「これ、ありました」と差し出された安倍首相が「それは(ゴミ袋に)入らないよ」と受け取りに難色を示すと、すかさず丸川さんがフォロー。「私が持ってあげる」と小学生に話しかけて、担いでみせる一幕もあった。』
スポニチアネックス

ゴミ袋に入らないよと、受け取りに難色を示すって・・・絶句。

ゴミは袋に入れるようにと言われたら、袋に入れることしか出来ないって、なんとなく最近のコンビニやファストフードでアルバイトしてる女子高生のような感じで、きちんと世相を反映した総理といえなくもないかも。
勿論、いったい角材一つもてあます人が、中国だのアメリカだのロシアだのを相手にまわして外交なんかできるんだろうかとお思いの向きもありましょうが、大丈夫。あのブッシュだって2期も大統領をやってるんだもの。

歴代総理の中で森さんの次に○○と言われてる安倍首相。もしかして森さんを遥かに超えたかも。

なお画像のうち世田谷清掃工場の写真は、いつものように東京発フリー写真素材集さまから

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コメント

絶句・・・

投稿: edc | 2007年6月 8日 (金) 05:36

漫才のネタ・・・大受け間違いなし!

投稿: keyaki | 2007年6月 8日 (金) 08:25

euridiceさん、keyakiさん

ホントに、まったく・・・。いったい何といったらいいものやらですネ。
取り巻きが優秀だったら、それでもなんとかいけると思うんですが、周りも問題児ばっかりだし。

投稿: TARO | 2007年6月 8日 (金) 13:41

現代政治って、(一部の国では政治家主導の下に)官僚が舞台裏で実質的プロセスを担い、一般人の目に触れるのは、国会質問含め「劇場国家」の儀式部分だけになってますね。

外交では、こうした儀式は、戦争を繰り返してきた欧州が、宮廷外交時代に実際的知恵として編み出したものだから、侮れない部分もあるのかも知れません。
シラクがイラク戦後、初めてブッシュ夫人をフランスに迎えた時、最高の敬意の表現として手の甲に唇を近付ける仕草をしたら、米ではこれは求婚のときしかしないんだそうで、ブッシュ夫人は一瞬ギョッとし、米メディアは「さすが古い欧州」と大喜びなんてこともあったから、西洋間でも儀式のすれ違いがあるのも面白い。
ジスカール・デスタン仏大統領が30年前、「炉辺で腹を割って話そうや」という発想で始めたはずのサミットも、舞台裏ではなおそうした部分がない訳ではないのかも知れないけれど、今や90%儀式化してますよね。

内政での首相現場訪問とか、お膳立てされた儀式をこなしているだけで、実質的効果がある訳ではないから、我々一般人はどうも白けた気分になりますね。
でも、森首相のゴルフ辞任同様、タンカーの仏沿岸原油流出事故のときヴァカンスから戻らなかった左派内閣のヴォワネ環境相(緑の党)や、猛暑で多数死者が出た時、やはり夏のヴァカンス先からの帰還が遅れた右派内閣のマッテイ健康相とかメディアから袋叩きにされてたのは、フランスも全く同じでしたね。政治家もやらない訳には行かんのでしょう。
逆にサルコジなんかは、事件がある度、この時とばかりに即座に出てきて、「即刻行動するエネルギッシュな内相」というイメージを国民に植え付けてしまった。反対に、サルコジ内相と郊外暴動問題で対立したアルジェリア出身社会学者のベガグ機会平等担当相が、サルコジに「カメラなしで一緒に郊外に行こう」と提案した時は、サルコジは「カメラなしじゃしょうがない」と断った由。

お膳立てされた儀式にハプニングがあったときの対応としては、
①動ぜず何食わぬ顔で、儀式に組み込んでしまう。これはコワい大役者。ゴミ戻させた関係者は、このタイプ方向かも知れんが、勿論もう少し巧みでないとね。郊外暴動視察時、窓から「クズどもにうんざり」と呼びかけたおばさんに対し、カメラの前で「クズどもにうんざりなんですね。なくします。」と返したサルコジの対応はこれだったのかも。
②思わず真のパーソナリティを露呈してしまう。ポジティヴに露呈するなら、丸川さんタイプで名役者。
③ネガティヴに露呈するなら、安部さんタイプで大根と。

オペラで③に当たるのは、まずはアラーニャでしょうかな。

儀式のメディア露出は、白々しい空虚感を与えることも多いが、サルコジみたいに効果的にやればポピュリズムの色彩を帯びるでしょう。

日本の有権者が「小泉劇場」や石原都知事の強硬発言を支持したように、仏有権者もサルコジに明快な支持を示し、否定しがたい民主的正当性を与えた形。イデオロギー崩壊後に民意収束力を持つのは、もはやポピュリズムと原理主義になりつつあるのかも知れません。

気になるのは、サルコジに投票した53%の有権者は、単にサルコジのイメージやパーソナリティに引かれただけではなく、その政策に納得して支持したフシがあることです。棄権率15%の関心の高さ、大統領選関係書籍の売れ行き、カフェでの議論沸騰、サルコジ-ロワイヤルTV討論(私は議論の論理性では意外や、ロワイヤルに分があると思いましたが、仏メディアは互角とし、世論調査では敢えて「女をやり込める」高飛車な態度を避けたサルコジを上とする意見が過半数だったのは、フランス人の考える議論の「論理性」の質を改めて示しているように思いました)の高視聴率がそれを物語っています。
有権者の支持を集めたサルコジの政策の根幹は、「治安強化・移民抑制・国民アイデンティティ」という誰でも分かりやすい単純な主張にあると考えます。その経済リベラリズム故にサルコジを支持したエリート層も多かったことは認めるにしても。そのスタイルは、「劇場」部分だけでなく、政策部分もポピュリズムに限りなく近い。仏有権者が他国のそれより聡明であるはずなど無い訳ですが、やはり核と安保理拒否権を持つ国ですから…。
まあサルコジも当選後、国民アイデンティティ・68年批判などを声高に口にすることは無くなり、労組にも柔軟姿勢を示しており、税制・行政改革などの改革早期実行を前面に出すようになりましたから、彼の政治能力とタイプは総選挙後を俟たないとまだ分からない部分はあるのですが。

投稿: 助六 | 2007年6月 9日 (土) 12:10

助六さん

>イデオロギー崩壊後に民意収束力を持つのは、もはやポピュリズムと原理主義になりつつあるのかも知れません。

確かにそうなりつつありますね。

特に日本の場合ネットで観察してると、ネトウヨと呼ばれる人たちにはほとんど江戸時代のお上意識が戻ってるんじゃないかとも、思えます。(もちろんネトウヨが一般の日本人の平均値を表わしてるわけじゃありませんが。)
安倍首相が就任して、中国・韓国との関係改善に乗り出したとき、経済界の歓迎ムードに反して、一般の支持が決して高まらなかったのは、やはり人々が小泉前首相を継承するポピュリスト登場を期待していたのに、全然違うらしいということが判明したからじゃないかと思うのです。
私は小泉・石原型のポピュリストには勿論反対ですから、あの時点では今後どんな政治をやるのか様子見と思っていましたが、慰安婦発言でガックリ。

たぶん本人はいまでも間違ったことを言ってないと思ってるかもしれませんが、歴史的に間違ってるかどうかの問題ではなく、アメリカ人がああいう発言を一番嫌うのは、誰にも予想がつくはず。建て前を前面に押し出して責任回避というだけでなく、「高飛車に突っぱねた」ともとられますし。

政治思想の問題でも行政手腕の問題でもなく、単純におつむが○○な人をトップにすえると高くつくと、つくづく・・・。高くついたのは久間防衛庁長官についても同様ですが。

サルコジはその経歴を見ても、頭は良い人でしょうから、安倍さんと一緒にはならないでしょうねぇ。ただ危険度も高いわけで、どっちに振れるか世界中が見守ってるという感じでしょうか。

>フランス人の考える議論の「論理性」の質

って面白いですね。
でもやはり議論をちゃんと成立させるだけ良くて、日本人の場合細かな議論をする人を疎う傾向があるように思います。
小泉人気も議論無視の一口キャッチフレーズのたまものですし。

安倍首相は100%官僚のロボットでいくのが一番いいと思いますが、その官僚もかなり質が下がってるようなので、ほころびがいっぱい出てくることになるんですよね。
袋に入らないよは、さすがにどんな優秀な官僚でも予想が付かなかったとは思いますが。

立花隆さんが、反安倍の立場で色々と書いています。「安倍首相は(種々の問題について)どう捉えているのか」と首相に呼びかけているんですが、立花さんには一つ大きな勘違いがあるんですよね。
立花さんはあんまり頭が良すぎて、頭の悪い人の思考というものを理解できない。安倍さんは立花さんが書いてるものを読んでも(そもそも読まないでしょうけれど)、3分の1も理解できないんじゃないかと思います。

>思わず真のパーソナリティを露呈

イギリスの小学生「ホワイトハウスってどんなところですか?」
ブッシュ大統領「うん、白いよ」
というのは、まさにパーソナリティの露呈・・・。

投稿: TARO | 2007年6月 9日 (土) 16:31

>サルコジはその経歴を見ても、頭は良い人でしょうから

サルコジは、TVでの討論を見る限り、確かに頭は悪くない人と思います。
討論相手の意見をきちんと聞いて理解し、それに正面から論理的に答えることが出来る人だからです。これはフランス人には、ほんとに珍しい長所と思います。
フランス人には一般に「議論好き」のイメージがあり、確かにそういう面があるのは事実と思いますが、彼らの「議論」たるや、相手の意見は聞かず、聞いても相手の論旨を正確に把握できず、とにかく自分の意見というか主張を一方的にまくし立て、相手に発言の余地をなるべく与えないようにして(相手が喋る上に自分の発言を同時に重ねる人が多い)、自己の立場擁護に終始すると言うスタイルが大半です。「弁証法的」キャッチ・ボール型議論など殆どない。政治家はもちろん、大学人でもそういう人が珍しくない。学会のような場でも、発表者への正確な質問と言うより、質問の場を借りて、自分の意見・主張・コメントを顕示する人が多い。日本でそれなりの議論の場で、これやったら、顰蹙かって「バカ」扱いされる訳ですが。

ただサルコジは「学校でのお勉強」と言う意味では、優秀とは言えなかったよう。
中学(コレージュ)1年次(日本の小学6年生に相当)には留年し、高校卒業時の大学入学資格試験(バカロレア)では、筆記は20点満点中、国語7点、数学8点、哲学9点、英語10点で合格点に及ばず、挽回チャンスとして与えられる口頭試問でやっと通過したそう。
変テコな仏式採点法は20点満点で、20点は教師も考え及ばなかった優秀答案用「神様の点」として事実上付けられることはなく、19点が実質的最高点、10点以上「可」、12点以上「良」、14点以上「優」、16点以上「秀」となり、10点未満は芳しくない点となります。

高校卒業後、一般大学を経て選抜のあるエリート校「パリ政治学院」に入ったものの、英語の点が足りず、修了免状は取れていません。パリ政治学院は、一応エリート校「グランゼコール」の一つですが、高等師範学校(エコール・ノルマル)、理工科学校(ポリテクニック)、国立行政学院(ENA、ロワイヤルはここ卒)ほどの超エリート校ではないとされてます。

投稿: 助六 | 2007年6月10日 (日) 05:49

助六さん

フランス人の議論って・・・そうなんですか。(笑
私も確かにフランス人には「議論好き」のイメージをもってました。当然「議論下手」の日本人なんかより、はるかにディベートの技術に長けてるに違いないとも。

バカロレアには挽回のための口頭試問なんていうのもあるんですか。敗者復活の伝統でしょうか。
「パリ政治学院」というのは超エリート校というわけではないんですね。テニスにたとえたらエコール・ノルマルなんかがグランド・スラムで、パリ政治学院はティア1ぐらいでしょうか。

投稿: TARO | 2007年6月10日 (日) 12:18

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