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2007年7月27日 (金)

坂道のLV

20070727lv1jpこれはルイ・ヴィトンのショップで、仙台の目抜き通り、一番町にあります。この写真、なんとなく変なものを感じないでしょうか?

上の方はちゃんと水平が取れてるのに、下の方は微妙に斜めってます。そうなんです。実はこの店がある一番町の青葉通付近はゆるい坂道――道路が傾斜してるのです。

このヴィトンのショップは藤崎デパートとつながっています。ヴィトン側から入って階段を上がり、中二階に藤崎側への出口があるんですが、そこはなんとデパートの1階だったりします。

そういえば先月には、このあたりで路上に3階建ての足場を組んで作業をしていた人が、足場ごと横倒しに倒れて、ケガをするという事故もありました。道路に傾斜がついていたせいでしょうか?

それはともかくこのルイ・ヴィトンのある場所は、前は森天祐堂という店でした。ここは映画の前売り券などを扱うプレイガイドだったんですが、その歴史は古く戦前からの由緒あるブロマイド屋さんでした。

私はこの森天祐堂で2回ほど、映画の前売り券を買ったことがあります。2回というのは随分少ないじゃないかと思うかもしれませんが、1回はすごく感じ悪いおばさんが面倒くさそうに券を出してきて、もう1回は感じは悪くないんですがヴィジュアル的に凄く怖そうなおじさんだったので、3回目はありませんでした。仏の顔も3度なので、2回で終わった私は、どうやら仏じゃないということが証明されたわけです。


20070727lv2jp_3映画といえば、ちょっと探し物があって押入れの中を整理していたら、大昔に見た映画のパンフレットが沢山出てきました。

なかにはまるで見たことすら覚えていないのもあるから驚きです。
その中から音楽がらみのものを三つほど。

右は「青きドナウ」(クリックで少し大きく)。ウィーン少年合唱団の話で、ディズニーの製作なんですが、実際にウィーン少年合唱団のメンバーが出演しています。
この中にはオペラ歌手になったり、シュターツオパーのコーラスになったりした人もいたんでしょうか?

20070727lv3_2左は「ソング・オブ・ノルウェー」。ブロードウェイ・ミュージカルの映画化で、グリーグの伝記をグリーグ作品の旋律を使ってミュージカル化したものです。

作詞・作曲(というのか編曲というのか)は「キスメット」でボロディンの旋律をつかい、大成功したライト&フォレストのチーム。この作品もブロードウェイで3年のロングランを記録したそうです。

映画は20世紀フォックス。70mmで撮られ野外ロケをふんだんに織り込んだ――ということは完全に「サウンド・オブ・ミュージック」の柳の下のどじょうを狙った作りでしたが、残念ながらたいしたヒットにはなりませんでした。

20070727lv4_2これはいわずとしれたルキノ・ヴィスコンティ監督の「ベニスに死す」。

アラン・ドロンが「若者のすべて」で初めてヴィスコンティに起用された時、LVのマークのついたスーツケースを何個もロケ先に持ってきていたヴィスコンティを見て、「オレもいつか自分の頭文字を入れたスーツケースが持てるようになりたい」と思ったというのは有名なエピソードですね。

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コメント

アランドロンがLVを勘違いした話は始めて聞きました。今週、アランドロン特集をBSでやっているけど、一度も見なかったけど。 フランスであんなに映画とっているのに、僕の知合いのフランス人はアランドロン嫌いな人多いです。マフィアとかやくざみたいな匂いがするからとか。でも反対にイタリア人はアランドロンが好きな知合いが多くて、彼は生まれはフランスだけど、血はイタリア人だと言ってました。 それにしれも彼もあんなな年のとり方をするとは、思っても見ませんでした。

投稿: Bello | 2007年7月28日 (土) 05:12

Belloさん

ドロンってイタリア系なんでしょうかね?そういえば黒髪(濃茶?)でしたけど。いまは白髪になっちゃって金髪っぽく見えますが。
最近のドロンはしわしわで目の下の弛みとか酷いですが、オードリーと一緒であれほどの美貌の持ち主だと、整形なんてプライドが許さないんでしょうかね?

60~70年代のフランスではドロンよりも圧倒的にベルモンドが人気だといわれ、ドロンがスーパースターなのは日本だけなどと陰口を叩かれてましたが、いずれにせよこの二人(&マストロヤンニ)に匹敵するような、アイドル的人気と俳優としての実力を兼ね備えたスターは、その後のヨーロッパ映画界からは出ていないような気がします。
ドパルデューとかジャンニーニとかは、演技派であってアイドル的というのとは全然違いますし。

投稿: TARO | 2007年7月28日 (土) 11:36

私もそのほほえましいエピソード知りませんでした。

刑事物語が、2001年作品ということは66歳、やっぱり素敵だなと思いましたけど......若い時のまぶしいような美しさは、近寄り難く怖いかんじを受けますが、とても優しい感じがしました。
今夜は、「冒険者たち」が放映されますね。

投稿: keyaki | 2007年7月28日 (土) 12:41

keyakiさん

個人的には本当に若い頃(「太陽がいっぱい」や「若者たち」の頃)よりも、「冒険者たち」から「仁義」「サムライ」「さらば友よ」「リスボン特急」あたりまでのドロンが、一番魅力的じゃないかと思います。他の俳優には出せない凄みも持っていたし。

でもフランス人が『マフィアとかヤクザの匂い』というのは、その頃のドロンのイメージが強いからなんでしょうかね。
もう少しあとになると、無精ひげでグダグダした人間を演じた「高校教師」なんてのもあって、それはまた異なるドロンでしたね。

投稿: TARO | 2007年7月28日 (土) 14:12

「高校教師」の舞台となったリミニ、よく夏に行っていたけど、冬になると人もいなくなりあんなに寂しい場所になるのかと、映画をみて驚いた事覚えています。あのラストのお葬式の場面がなければ、もっと良かったのにと思ったけど、今みたら感じ方もちがってくるかも。もう一度見てみたい映画の一つです。

投稿: bello | 2007年7月31日 (火) 23:15

冒険者たちって大好きな映画なんです。一番好きな映画の1つ。
最近、40周年記念のリマスターDVDが出たんですが、見違えるほど美しい映像に生まれ変わってました。
コレにはおまけが色々とついていて、レティシア=ジョアンナ・シムカスの近年のインタビューなどという恐怖映像まで... (@_@;)
ちょっと見たくなかったかも... ^^;
でも、インタビューの中で、アラン・ドロンが当時の妻=ナタリー・ドロンとの共演を望んでいたので、最初は気難しかった...っていうようなことを発言していたりして興味深かったです。ジョアンナ・シムカスが交替させられなくて本当に良かった!

投稿: tsukune☆彡 | 2007年7月31日 (火) 23:38

Belloさん

この映画のファーストシーンってちょっと「男と女」を連想させませんでした?
私はリミニには行ったことが無かったので、むしろこの作品がリミニの雰囲気なんだろうと思い込んでいました。そしたら少しして「フェリーニのアマルコルド」が公開され、なんか相当違うみたいと・・・

メイナード・ファーガソンのトランペットをフィーチャーした音楽も良かったですね。

投稿: TARO | 2007年8月 1日 (水) 01:35

tsukune☆彡さん

ジョアンナ・シムカスも、もう60代の半ばですものね。
私は「冒険者たち」はレーザーディスクで持ってたんですが、このテレシネが酷くて画質が悪いのはまだ我慢するとしても、4:3のテレビサイズで、オープニングとエンディングが横幅を圧縮してる(映像が縦長になっている)という悲しいもの。リマスターで出たんでしたら、見てみましょうかね、久しぶりに。

それにしてもジョアンナ・シムカスがナタリー・ドロンになってたら台無しじゃないかと思います。あのさわやかさは彼女でなければ・・・。パコ・ラバンヌのメタル・ドレス姿が忘れられません。

投稿: TARO | 2007年8月 1日 (水) 01:48

私もLDで持ってました。
最初はベータのビデオテープで、その後フォーマットが変わるたびに、LD→DVD(2回)→DVD(リマスター)と買い換え続けてます。^^;
ビデオやLDのオープニングの圧縮画像は酷かったけど、エンディングにアラン・ドロンの歌う Laetitia が流れるところが大好き。
残念ながらDVDではインストゥルメンタルに差し替えられています。
ドロンの歌はヘタだけど、美しく切ないメロディーがステキな曲なんです。去年やっとCD化されました。
フランソワ・ド・ルーベの音楽はどの映画でも素晴らしくて、シンセサイザーなどのデジタル的な音に、口笛やオカリナなどの超アナログな音をうまく合わせて、独特のセンチメンタルなメロディーを聞かせてくれるところが大好きなんです。

>パコ・ラバンヌのメタル・ドレス姿が忘れられません。
レティシアが死んでしまった後、パリの街をさまようマニュ=ドロンの回想の中でもあのドレス姿が出てきますよね。
あのドレスも、コンゴに渡ってからの時代を感じさせるビキニ姿 ^^; も、やっぱり彼女の魅力があってこそだと思います。

ジョアンナ・シムカスの近年映像は、年齢を考えても考えなくても充分素敵なんですが、やっぱりレティシアのイメージからはちょっと遠かったかも... ^^;
リノ・ヴァンチュラがとても素晴らしい人だったと何度も言っていたのが印象的なインタビューでした。
リズ・テイラー&リチャード・バートンと共演した夕なぎのことにふれて、毎朝10時(だったかな...)に来るはずのリズが、午後2時過ぎにならないと撮影にやって来なかったとか、そのうち本を書こうかしら... でも、今はまだダメよ...みたいなオチャメな一面も見せてくれているんです。

投稿: tsukune☆彡 | 2007年8月 1日 (水) 23:09

tsukune☆彡さん

>残念ながらDVDではインストゥルメンタルに差し替えられています。

あれ?これってでもインストゥルメンタルがオリジナルですよね?私は逆に、LDで見たときにはドロンの歌に差し替えられていて「なんで?」と思ったんですが・・・

ド・ルーベの音楽は私も好きです。サムライ、オー!、さらば友よ、追想・・・。この人、もの凄く若くして亡くなったんですよね。30代の半ばで。

男二人に女一人という聖三角形ものには、あまりセックスを感じさせる女性は似合わないですよね。
ジョアンナ・シムカスにしても、「明日に向って撃て!」のキャサリン・ロスにしても、妖艶さとは無縁ですし。
トリュフォーの「突然炎のごとく」が聖三角形ものに含まれないのは、やはりジャンヌ・モローがセクシーだからということなのかなと。

リノ・ヴァンチュラも大好きでした。「素晴らしい人だった」というのはわかるように思います。スクリーンからも人柄は伝わってくるように感じますから。

投稿: TARO | 2007年8月 2日 (木) 02:58

>インストゥルメンタルがオリジナル
あら.... そうだったんですか... ^^;
私は高校時代にTVの吹き替えで見たのが最初で、あまりに大感動だったので、市販ビデオ(2万円近くしたことを考えると、最近のDVDの安さにはちょっと複雑な思いが...)を買ったんです。
そのエンディングがドロンの歌だったので、すっかりそちらがオリジナルだと思い込んでました。

投稿: tsukune☆彡 | 2007年8月 2日 (木) 04:49

tsukune☆彡さん

映画公開時には、インストゥルメンタルのサントラ盤がわりとヒットし、それからしばらくして、アラン・ドロンがこの旋律に歌詞をつけて歌った録音が、出てきたように記憶しています。

これはオリジナルフィルムをHDでリマスターしたものなんですね。いくら40周年でもそれだけのためにテレシネし直すとも思えないので、いずれHD-DVDかBDで出ることが期待されますね。

投稿: TARO | 2007年8月 2日 (木) 21:49

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