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2007年7月16日 (月)

海のSOS

20070716sosjp_2今日は海の日、ですよね?たしか・・・。
まあ台風やら地震やらで、ちょっと海の日どころじゃない日本列島ですが。天気も悪いし。
これが7月20日なら、梅雨明けが微妙な東北地方を除けば、きっと全国的に海の日にピッタリな天気になるであろうものを。だから移動祝祭日なんかやめちゃえばいいのに。

それはともかく――。
海のSOSといえば「118番」。陸上で事件・事故がおきた時は110番ですが、海上はもちろん沿岸での事故、――海に釣り人が落ちたというような場合も、SOSは警察ではなく118番になります。

だいぶ浸透してきたとは思いますが、長い歴史を持つ110番・119番に比べて、いまいち弱い感じもします。
海釣りを趣味にする人などは100%近く知っているようなんですが(ただし私の周囲調べ)。


宮城県の場合、118への電話は、塩釜市にある第二管区海上保安本部の司令室が受けます。事件事故の内容・場所によって、巡視船や巡視艇、場合によってはヘリなどが出動することになります。

この118なんですが、海上保安庁はこの4月から、携帯電話と連動して、位置確認が出来るシステムを導入しました。
FOMAなどの第3世代の携帯から118にかけた場合、そのかけた携帯の位置が把握出来るシステムで、特にGPS携帯の場合は完全にピンポイントで特定できるそうです。

海の事故の場合は、地上の事故にもまして1秒を争いますから、よく船に乗ったり釣りにいったりする人は、GPS携帯に変えたほうがいいかもしれません。まあ、その携帯を持ってる人が海に落ちちゃって、陸上に居る人が mova だったら、しょうもないですが・・・

ところで夏山のシーズンになり、よく山で行方不明になる人がいますが、問題は高い山の中にはアンテナがないので、携帯が通じないというところにあると思います。
山の遭難者が出たときに、この海上保安庁の118の位置確認システムのようなものと、各キャリアのアンテナをヘリに積んで、その山の上空を飛ばせすというのはどうでしょうか?

特にアンテナはたいして大きいものではありませんから、可能だと思います。遭難者が出たときだけ一時的にその山の上空を、携帯が通じる地域に変えてしまうわけです。
それで入山する前に携帯の番号を登録しておけば、遭難者がどの辺にいるかの把握は完璧。意識を失っていても、こちらからかける電話で気を取り戻すかもしれません。
まあ、日本の場合ヘリの出動には何十万円もお金がかかってしまうという問題点があるので、なかなか簡単にはいかないかもしれませんけど。(アメリカなどの場合、ちょっとヘリで空撮をするくらいなら、交渉しだいでは1~2万円で飛んでくれるという話ですが。)

話は海に戻りますが、118番の場合、実際に海に落ちた人などが携帯でSOSを発せるチャンスは、たった1回しかないというのも、決してまれではないそうです。万一その時に118番の回線が全部ふさがれていたら目も当てられません。絶対にいたずら電話などはやめてください、とのことです――前に取材した時に二管本部の方がおっしゃってました。

画像の背景の波の写真は 無料写真素材フリーピクト様から、お借りしました。

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コメント

>移動祝祭日
ほんとに。移動というより、月曜日祝日は無意味だし迷惑です。月曜日が重点的に「休み」になったら困ることだってあるわけで・・・

投稿: edc | 2007年7月16日 (月) 23:00

euridiceさん

シフト勤務を曜日で決めてる会社は、すごく不公平が発生すると思うんですよね。まあ、調整はしてるんでしょうけれど。
あと私は株とか経済関係にはかなり疎いんですが、土~月の3日間、市場が休みになるというのが、年に何度も発生するというのはどうなんでしょうね。

>>移動祝祭日

唯一の救いはハッピー・マンデイとかいう恥ずかしい言葉が定着しなかったことでしょうか。E電についで私の恥ずかしい言葉ランキング第2位です。

投稿: TARO | 2007年7月17日 (火) 01:18

お久し振りです。久々に帰国してまして、コメントする余裕がありませんでした。戻ってきた後も未だコメント送信不可能なままなのには、呆れると言うか、何か当方に落ち度があるようなヘンな気分です。回避システムは依然有効なので、実害はないのですが。

フランスでは、救急車は15番ですが、この公的救急車は本当に緊急と判断したケースにしか来てくれないと言います。

他に日本の119番に当たる火事・救急の18番もありますが、この番号は消防署につながるものの、消防署も緊急治療設備と職員を備えた車を配備していて、職員も医師ではないけれど、徐々にかなり高度な治療技術を身につけるようになっていると言います。
本当に緊急と判断されないと、この18番に回されることが多いようです。

当然異議を感じる人もいるわけで、そういう人のために、有料の民間救急車が存在しています。微妙なケースの時には、事実上カネがものを言うということなんでしょうね。

先日メガネを壊したんですが、フランスはメガネを作るのに眼鏡屋は視力検査を行なわず、基本的に眼科医の処方が必要です。
眼科数件に電話すると、どこも込んでいて1週間待てとか言う。こういうときも、自由料金を許可されている第2種保険医がおり、そういうところは空いていてすぐやってくれるものの、料金は検眼だけで通常20数ユーロ程度が55ユーロも取ると言う。安物のフレームが買える値段です。
フランス社会はタテマエ上は「万人に平等の医療サーヴィス」に強い執着を示すけれど、こうして医療も事実上は、庶民用・金持ち用の2重システムになっているようです。

話が横に逸れましたが、海のSOSは1616番だそうですが、これは海上保安局に繋がり、陸から対応できそうな場合は18番(火事・救急)でも良いそうです。

その他EU共通の緊急番号として112番があります。欧州各国で緊急番号も異なるので、外国人旅行者の便のために設けられたもので、仏では15か18番に繋がるようです。海の事故も112番でもOKだそうです。これは憶えておくと、いざという時役立つかも。

山の事故に関しては、超高山までは携帯の電波は通じないのでしょうが、通じるところでは、救助依頼が増えて、救助原則無料の問題共々議論を呼んでいます。

8年前、サヴォワ地方アルプスで遭難し救助された3人組が、撮影した救助シーンの写真を週刊誌に3万5000フランで売却したことが知れてスキャンダルとなり、救助費用3万フランを負担した地元自治体が払戻しを要求したことがありました。

救助費用は、原則地元市町村負担で、場合によっては県が援助するそうですが、02年の新法で、市町村は当初の不可避な緊急援助費用だけ負担すればよく、その他の援助費用は払戻し請求を行なうことが法的に可能になっていますが、国は「原則無料」の方針を確認しています。

結局、利用者の良識に頼らざるを得ないのでしょうが、上記のような悪質なものの他、余りに常識を欠く無謀なケースには、費用請求が行なわれたり(特にスキーでは以前から法的に請求可能)、小さな村の村長が外来者の救助費用を村民が負担する理由はないとして、払戻し請求を行なった例もあります。
山岳ガイド組合は、「有料化すれば、救助が民営化し、保険屋の商売道具になる」として無料原則を支持していますが、払戻しを認める新法は山の事故のみに有効で、海の事故には適用できない(つまり原則無料)ので不公平という意見も出てますね。

投稿: 助六 | 2007年7月17日 (火) 09:50

118番知りませんでした。かけるような目に遭いたくないですけど...ありがとうございます。

救急車は、日本では、タクシー代わりに使う人もいたり、その上、救急車で運ばれれば、優先的に見てもらえますから、それを知っていて、救急車を呼ぶ人も多いようです。お産でも正常分娩の妊婦は、救急車を使わないのが常識ですが、これも、いるんですよね。私なんか、当時は車を持っていなかったので、予定日の1ヶ月前から、従兄弟の車を借りて、準備していました。確か、病院の母親学級で、救急車を使わないようにという指導があったとおもいます。
本当に、利用者の良識に頼るしかないことだと思いますね。

投稿: keyaki | 2007年7月17日 (火) 16:22

助六さん、お久しぶりです。

なんと!仙台も通過されてたんですね。
今度こちらにおいでの際は、ぜひともご一報を。

15 救急車(本当に緊急)
18 火事・救急
1616 海のSOS
112 EU共通の緊急

以上、特に112を覚えておけば、フランスで何かが起こったときはOKということですね。

それにしてもフランスの生活って、日本よりも格段にややこしいんですね。めがね一つ取り上げてもそんなことになってるとは・・・。
確かに行政サービスと費用の問題や、無謀・非常識など市民側の問題は、全世界共通のことかもしれませんが、「結局カネ」になっちゃってるのは、残念な気がします。

日本人の場合も、非常識な人は増えてますし、構造改革という名の金持ちのための社会への変革もどんどん進んでいますので(個人的には貧富の差の拡大は消費税導入からスタートしたと思っていますが)、いずれフランス化するかもしれませんが。

山の事故などに備えて、日本の登山者にも保険に入ってる人は多いと思いますが、結果的にそういう周到な人は事故も起こさなかったりするんじゃないかと(想像)。世の中って皮肉なものですから。

投稿: TARO | 2007年7月17日 (火) 22:50

keyakiさん

一人でも新たに118の知識を得てもらえば、書いたかいがあるというものです。
海で働いているひとは勿論ですが、レジャーとかでも118を知っててGPS携帯持ってるというのは、マジで生死を分けることになる可能性がありますね。まあ、そう言う私はGPS携帯じゃないんですが・・・

最近の救急車を呼ぶ人の非常識ぶりは酷いみたいですね。
良識をもって行動しないと、結局は『1回の救急車出動には、一律何万円の請求』などということになる恐れが大きいんですが、でもそういう人に限って自分が非常識だとは気づかず、指摘されると逆ギレしたりするんですよね。

投稿: TARO | 2007年7月17日 (火) 23:51

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