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2012年1月15日 (日)

別宮貞雄さんも・・・

20120115_kami これは金曜日のニュースだったようなのですが、ちょっと体調が悪くて新聞も読まなかったので、今日まで気付きませんでした。
先日の林光さんに続いて戦後の日本を代表する作曲家の一人、別宮貞雄さんが12日、老衰のため亡くなったそうです。89歳でした。

告別式は16日午前11時半、東京都武蔵野市御殿山1の7の8カトリック吉祥寺教会で。喪主は長男、剛夫(たけお)氏。
東京大理学部で物理学などを学びながら、作曲を池内友次郎に師事。在学中の1946年に「管弦楽のための二章」が毎日音楽コンクールで2位に入賞した。その後、パリに留学し、ミヨーやメシアンに学ぶ。前衛音楽に同調せずに古典主義的な様式を守った。主な作品に「ビオラ協奏曲」、歌曲集「淡彩抄」、オペラ「葵上」など。日本現代音楽協会の委員長を長年務め、現代音楽の振興に尽力した。88年紫綬褒章、94年勲三等瑞宝章。

(読売新聞)

現代では89歳ぐらいは老衰になる年齢ではないと思ってたんですが、そういうものでもないんですね。

私が別宮さんの作品で、一番印象深いのはやはりヴィオラ協奏曲(1971)でしょうか。この曲はN響で複数回演奏されてると思うんですが、特に再演の際に珍しく江藤俊哉さんがヴィオラを弾いて演奏したのが記憶に残っています。ライヴ録音を聞いただけですが、江藤さんのヴィオラは濃厚で甘美な音色で、ロマンティックにさえ聞こえる演奏だったように思います。

林さんに続いて別宮さん。何か一つの時代が終わっていくのに立ち会ってるような、そんな寂しさを感じます。どうぞ安らかにお眠り下さい。

※写真は宮城県加美町か大和町あたり

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コメント

>一つの時代が終わっていく

別宮さんから林さんに至る世代は私が中高生の頃、日本の作曲界の中核を成していた人たちでしたね。
鬼籍に入られてしまった方が多いけど、まだ湯浅さん、間宮さん、三善さん、一柳さん、諸井さん、松平さん、篠原さんなんかがいらっしゃいますね。

弟君の別宮貞徳さんが「欠陥翻訳時評」で、音楽書の凄まじい誤訳を容赦なく斬り倒していったのも忘れられません。

投稿: 助六 | 2012年1月16日 (月) 12:02

助六さん

>湯浅さん、間宮さん、三善さん、一柳さん、諸井さん、松平さん、篠原さん

そうですね、まだ現役(新作を発表してるかどうかはともかく)の方々をこうして並べると、そうそうたるものですね。
まあ、ここに挙げられた皆さんよりも、私の方が多分先にさよならするんでけどね…

別宮貞徳さんはお名前だけは知ってましたが、なんか凄いことしてたんですね。「欠陥翻訳時評」というのも知らなかったんですが、ググってびっくり。

投稿: TARO | 2012年1月16日 (月) 20:28

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