意外!FM聴取者が増加?
日本レコード協会(RIAJ)は2011年度の「音楽メディアユーザー実態調査」の結果を報告しました。詳しくお知りになりたい方は AV Watch の記事をご覧いただくとして、目立ったものだけピックアップしてみたいと思います。
(なお対象者は12~69歳の男女で、サンプル数は4960。インターネット・アンケートとグループ・インタビューとのことです。グループ・インタビューというのの構成比が判りませんが、PCもスマホも利用してませんという人などはほぼ含まれてないのかも知れません。それにしても70歳代を含めないのは少し片手落ち感がありますね。)
●CD購入率 34.9%で昨年比1.2ポイント増加
●レンタル率は23.4% 1.2ポイント減少
●CD購入,レンタル併用 9.6%で1.7ポイント減少
●インターネット音楽配信購入率 10.7%で1.4ポイント増加
もっと配信での購入が増えてるかと思いました。
CDの購入が増えて、レンタルが減ってるということは、これまでのレンタル層が配信に移ってると考えてもよさそうです。まあ数字が数字なのでたまたまこんな結果になっちゃった的に捉えたほうが良いかも知れませんが。
その配信では、「初めて知ったアーティストの楽曲ファイルを購入するきっかけ」という設問で、
トップは無料動画配信サイト(14.0%)ついで有料音楽・動画配信サイト(12.9%)となっていて、端的に言ってYouTubeの宣伝効果が数字でも表れていると見なせるかと思います。
「過去半年間に音楽を楽しむために利用したサービス」としては、
1位 YouTube 52.0%。
2位 FMラジオ 32.7%(昨年度は4位)
3位 テレビ 30.8%
4位 カラオケ 30.3%
5位 ニコニコ動画 19.7%
FMラジオがテレビ、カラオケを抜いて2位に上がってるのが注目されます。
これは一体どういうことなんでしょうか?
テレビでの音楽番組が少ないのに対して、FMは車の中で聞くというのがあるかも知れませんが、それはこれまでも同じ事。なぜ2011年度に限ってFMが2位になったのか?たまたまこうなっただけかも知れませんし、もしかしたら何か理由があるのかも知れません。(なおこれはあくまでも「サービス」に関するアンケートですから、手持ちのCDを聞くなどというのは、もちろん入ってません。)
40代以上を「エルダー層」というんだそうですが、「エルダー層の聞く音楽と購入する音楽の年代」という項目があり(年代というのは40歳代とかいう意味ではなくて、1980年代というような意味)、意外な結果が出ています。
まず普段聞く音楽は年代的な幅が広いのに、購入する音楽は2010年代の作品に集中してるそう。好きな音楽はもうCDでもってるから、今買うのは当然いまどきの作品ということなのでしょうか?
音楽を聞くために、音楽商品を購入したり、お金を支払ったりしたことがあるという「有料聴取層」の構成比は、
40代は平均を上回る53%
50代で38%、
60代では30%
と、年代が上がるにつれて減少しています。
RIAJでは音楽を買うことへのエルダー層の「無関心化」が強まったとしています。私に関して言えば確かに。2010年代の作品なんて、別に欲しくないですもん。でも全体の話だったら、なぜにそういう結論になるのか、以上の数字だけからではちょっと判りません。
※写真は宮城県加美町
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