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2012年4月13日 (金)

シャープはいま

20120413_sharp_kameyama ソニー同様に赤字幅の拡大が半端じゃないシャープですが――

シャープ株式会社は、酸化物半導体(IGZO)を採用した高精細液晶パネルの生産を開始したと発表した。
従来に比べ、薄膜トランジスタの小型化が可能で、画素あたりの光の透過量を高め、低消費電力化も図れるという酸化物半導体の採用について、同社では2011年から実用化を予告していたが、このたび3つの製品の本格的生産が発表された。
液晶ディスプレイ向けとして、32型が解像度3,840×2,160ドットで、画素密度が140dpi。高精細ノートPC向けとして、10型が2,560×1,600ドットで、300dpi。タブレット向けとして、7型が800×1,280ドットで、217dpi。

(PC Watch)

IGZOパネルについてはすでに去年、実用化の発表がされていて、多くの人が具体的な製品を待っていました。この3月から生産が開始され、4月から本格生産に行ぐぞーということのようです。

IGZOパネルがなぜIGZOなのかというと、使用される酸化物半導体というのが
In インジウム
Ga ガリウム
Zn 亜鉛
から構成された
Oxide 酸化物だから。
なんでもこれまでの液晶パネルを作ってきたアモルファスの製造設備を少し改良すればOKなのだそうで、その結果テレビ不振でお荷物になっていた亀山工場が活用でき、さらに新規設備投資もしないですむということで一石二鳥のようです。

シャープの高精細ディスプレイは、きょう発表されたものの他にアップルの新型iPadへの提供があるはずです。ただアップルはどこの社にどれだけ発注したかというようなことは明らかにしませんし、供給した社も決して発表しません。――なのでアップル関連は何がどうなってるのか本当のところ判らないのですが、シャープのパネルが本格的に使われるのは4月中旬からという噂が駆け巡ってはいました。今日の発表に Retinaディスプレイに該当するものはありませんが、いろいろ考え合わせると、やはり噂は正しいのかも知れません。

いずれにせよ今回発表されたのは自社ブランドでのIGZOパネル製品化ということですから、かなり興味深いものになりそうです。iPad用のRetinaディスプレイは9.7インチで、2048×1536ピクセル、264ppiですから、スペック的にはタブレット向けはiPadより劣り、ノートPC向けはiPadを上回る高精細ということになります。なかなか上手い商売ではないかと思います。

惜しいのはノートPC向けパネルのサイズで、12~13インチぐらいの大きさがよかったと思います。実際今売れてるのは13.1~13.3インチと15.6インチですから。もろにタブレットと競合するサイズというのは不利でしょうし、そもそも10インチで有名な製品と言ったらパナソニックのLet's Note Jシリーズぐらいしか思いつきません。売れるんでしょうか?

タブレットはAQUOSで出てくるんだと思いますが、ノートPCと32型の液晶ディスプレイもシャープのブランドなのか他社への供給なのかは判りません。

※亀山第二工場の画像はWikipediaからです。

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