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2013年4月 1日 (月)

今日から4月

20130401_april_fool_sinopoli はやくも4月になってしまいました。なんと今年も4分の一が過ぎてしまったとは。

3月は全然ブログの更新ができなかったのですが、実は震災から2年目に当たる3月11日こそは記事を載せようと意気込んでおりました。石巻にでも行ってみようと計画してたんですが、その2日前に街を歩いていたら突然具合が悪くなり、仙台駅東の広場のベンチに倒れこむという事態に。腰掛けてることもできず、ベンチに寝ていたらだんだん良くなったので、なんとか家に帰れましたが、通行人には「ホームレスが昼間からベンチで居眠り」と思われたかもしれません。

一昨日だったでしょうか、民放テレビに西城秀樹さんが出ていました。ご存じの方が多いと思いますが、彼は2度の脳梗塞に見舞われています。そのたびに辛いリハビリを繰り返し舞台に復帰した西城さんを、私は勝手に心の友にしてるんですが、やはり話す言葉はあまりハッキリせず、特に子音の発音はかなりあいまいでした。ところが不思議なことに歌になると発音がしっかりしてるんですね。ブラジルでのコンサート・シーンが放送されていましたが、発音に曖昧なところがなく、かなり驚きました。私も話してる時は頭のなかで考える速度に舌の動きが追いついていかず、喋りがアワアワになることがあるんですが、歌なら大丈夫かしらん??

さて大物の逝去が続いていて、28日には元ウィーン・フィルの首席フルート、ヴォルフガング・シュルツが亡くなったそうです。享年67歳。CDでしたらやはり最初に思いおこすのはベームと録音した「フルートとハープのための協奏曲」でしょうか。1976年録音ですから、今から36~37年前。シュルツはこの録音当時はまだ30歳前後だったんですね。

また30日には指揮者の小松一彦さんが肺炎で亡くなられました。まだ65歳だったのに…

また女優の坂口良子さんも亡くなられましたが、つい先ごろまで元気にTVに出ていたので、狐につままれたような気持ちです。ガンだったそうですが…

皆様のご冥福をお祈りいたします。

ここ何日かで、みちのくもようやく暖かくなってきました。4月はせめてもう少し更新できるように、心がけたいと思っていますので、今年度もよろしくお願いします。

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コメント

お久しぶりです。
シノーポリのシュレーカー??
何だろうと思ったら、レーベルのところに・・・。
「烙印をおされた者たち」は、一度だけ舞台で観たことがあります(2004年、シュトゥットガルト)。
どうかお体をお大事になさってください。

投稿: ももんが | 2013年4月 2日 (火) 22:59

お久しぶりです。
東京は一時期暖かかったんですが、
また、さむくなってます。
おかげで、桜の花が長く鑑賞出来ますが。
お互いに、身体をいたわりながら、
楽しく心穏やかに生きたいですね。

投稿: KEN | 2013年4月 3日 (水) 09:50

日本は例年より桜の開花がたいへん早いようですが、当地は寒い復活祭です。
寒い復活祭など珍しくもありませんが、今冬の北仏は1950年以来の記録的日照時間の少なさとか言われ、感覚的にもこの5カ月でまともな太陽は3日くらいしか見てないような気がしてます。Lundi de Pâquesは久々の快晴になりましたが風が冷たく、いつまでも続く冬にはクル病になりそうでうんざりしてます。

シュルツは僕にも何よりベームの「フルートとハープ」ですが、75年、77年のベーム指揮ヴィーンに同行してたのかは思い出せません。
クラのプリンツが75年のブラ1に参加してたのはよく覚えてますが。

坂口さんも亡くなったと聞くと思わずVanitasの寓意画なんかが思い浮かんでしまいます。

言われてみればシノーポリはシュレーカー振るにドンピシャリですけど、ほんとに振ったことはなかったんですかね?
でもシュミットがカルロッタ歌うわけ?
松島音楽祭でやってほしかったですね。

仏は4月1日は真面目な新聞雑誌も冗談記事をトップにしたりして一瞬驚かされますが、今年は祝日だったせいか目に付いたケッサクはありませんでした。
慣れない頃は「ポンピドゥー・センターが老朽化で地方に解体移転」とか「ジェローム・サヴァリが次期パリ・オペラ座監督に内定」とかのトンデモ記事に数10分騙されたことがあります。

シュレーカーは一時期はまってたことがあって、リンデンのギーレン指揮ムスバッハ演出の「はるかなる響き」とか、アムステルダムのメッツマッヒャー指揮コンセルトへボウ、シュトゥットガルトと同じクーセイ演出の「Die Gezeichneten(何と訳すものか今でも考えてます)」とか頑張って見に出掛けたものでした。後者はオケの音色はさすがだったけど、カルロッタはシャルボネが歌ってて平板、色気もなくて残念でしたが。やっぱりウェストブルックで聞きたかったです。

遅くてもいいので「3.11、2年後」の思いを伺いたいものです。

投稿: | 2013年4月 3日 (水) 10:03

ももんがさん、ご無沙汰しております。

例年4月1日には、当カフェ制作のオリジナルCDを発売(?)しております。第1回は2005年でカルロス・クライバーの「ドン・ジョヴァンニ」でした。去年はクナッパーツブッシュの「サロメ」。結構どちらも聞きたくなるでしょ。
今年はシノポリでいこうとは思ってたんですが、ちょっと曲目に迷いました。ぜひ聴いてみたいと思わせて、しかもどこかから発掘されてもおかしくないようなレパートリー。なおかつ振ってないものとなると…

>どうかお体をお大事になさってください。

ありがとうございます。

投稿: TARO | 2013年4月 4日 (木) 00:19

KENさん、お久しぶりです。

東京も寒いんですか。当地も先週はちょっと暖かかったものの、やはり寒さが戻って、ここ数日は暖房なしでは暮らせません。仙台での梅の開花は平年より1ヶ月も遅れたんだそうで、桜も遅れるんじゃないかと思います。街中ではダウンや冬物のコートを着て歩いてる人が、かなり多いですね。

>お互いに、身体をいたわりながら、
楽しく心穏やかに生きたいですね。

本当にそうですね。そういえば最近は周囲で「楽しい」人をあまり観察できなくなったような気が… あまり仕事以外で出歩かなくなったせいでしょうか。

投稿: TARO | 2013年4月 4日 (木) 00:27

助六さん、こんばんは。

たしかに寒いのよりも太陽が出ないのって、気分的にも落ち込みますよね。晴れてさえいれば空気が冷たくても、逆にピリッと気持ちが引き締まったりするんですが。

トゥルデリーゼ・シュミットはこの役をレパートリーにしていて、私はライン・ドイツ・オペラで見たことがあります。このジャケットと同じくウィリアム・コックラン共演、クレーマー演出、ハンス・ヴァラット指揮で、素晴らしい舞台でした。

私はその頃、シュレーカーのオペラなんて録音でも聞いたことなかったんですが、同じクレーマーとT・シュミットの組み合わせの「ルーダンの悪魔」を見に行った時に、ロビーで当時ライン・ドイツ・オペラで振っていた指揮者の児玉さんにお会いして、その時「ゲツァイヒネテン」は評判になった舞台だから見てみたらと勧められたんです。で、すっかり魅了されました。作品にもシュミットにも。

なにしろ美人ですしね。メゾのカルロッタだと、デ・ワールト盤のマリリン・シュミーゲの録音がありますけど、シュミットはもっと叙情的で、ゾッとするような心理表現もあり、かつ色っぽさも十分でした。(シュミットの関係でだと思いますが、リッダ―ブッシュも出てました。)

それにしても一度シュレーカーをコンセルトヘボウの響きで聴いてみたいものです。想像しただけでわくわくします。

投稿: TARO | 2013年4月 4日 (木) 00:48

えっ、シュミットはカルロッタはおろかペンデレツキまで歌ってたんですか。
僕が聞けたのは80年ザルツのケルビーノ(カラヤン指揮でベルガンサの代役で当時はガッカリ(笑))、86年オペラ・コミックでの作曲家(カバリエがアリアドネ!)、92年バスティーユのクリテムネストラなんかだったので、メッツォの古典的レパートリーのイメージしかありませんでした。

80年代のクレーマーは冴えてましたね。シュミットもスターダムに乗ってからも時々古巣のデュッセルドルフに戻って意欲的上演に参加してたんですね。彼女も早く亡くなってしまいましたけど。

2000年前後のケルン時代のクレーマーはやや総花的饒舌が鼻につくようになったけれど、まだまだやっぱり面白かった。
そのクレーマーが今バスティーユで指環やってます。10-11年新演出の再演でジークフリートまできたところですが、ラインの黄金や特にヴァルキューレは大幅に手直しされてました。3年前は使い古されたアイデアばかりのように思えて(ヴァルハラ=ゲルマニア=リーフェンシュタールとか、巨人族=SSとか、ニーベルンゲン=労働者とか)白けたんですが、2度目となるとそうした失望はないし整理が進んだこともあり、何だかんだ言って結構楽しませてもらってます。所々昔の彼を思い出させる目覚しい舞台処理もあります。ラジオのインタビュー聞いても全然ボケてはないですね。
まあヴィーンやスカラの現行指環なんか実につまらんし(もちろん全部見たわけではありませんが)、ヴァーグナー年にクレーマー2度目で最後の指環に巡り会ったのは悪くはなかったと思うことにします。私がぶつかった指環の中では87年シャンゼリゼのメスギッシュ演出や東京リング(見れたのはヴァルキューレ再演だけですが)と並んで結局一番面白い部類ですね。

投稿: 助六 | 2013年4月 4日 (木) 09:14

助六さん

>カバリエがアリアドネ!

ここに一番反応してしまいました。(笑)

それはともかくT・シュミットは80年代にミュンヘン来日に同行してドラベッラを歌った際、音楽の友誌のインタビューをうけて、最も評価する演出家としてクレーマーの名前をあげてました。その時に来シーズンは一緒にペンデレツキをやるんだと語ってて、「お、これは何としても…」と思いました。ベーム指揮の上演でのズボン役とかのイメージがどうしても強い人ですが、実は演出に関しても敏感な人だったんでしょうね。

ケルン時代のクレーマーはどうして失速しちゃったんでしょうね。ケルンでの新演出といっても、ベルリンやハンブルクから移植した舞台も多かったようですし。やりたい作品はやり尽くしたということなのか?

投稿: TARO | 2013年4月 5日 (金) 01:17

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