パソコン・インターネット

2012年4月19日 (木)

PC関連の面白グッズ

20120419 今日はパソコン関連のユニークなグッズを、AKIBA PC Hotline の記事からご紹介します。

まずこちら>クリック!

鳥が3羽、仲良く並んでますが、実はこれはスピーカー。3羽じゃなくてスピーカー3台。
内部の形はこうです。
なぜこんな形にしたのかは判りませんが、実はこのスピーカーのユニークなところはデイジーチェーンが可能な所。つまり専用のケーブルで接続すると、全部のスピーカーから同じ音が出るのです。
部屋の4隅にセットして鳥の鳴き声なんか流すのもいいし、メシアンにもぴったり。
思わず買いたくなりますが、1個6980円と玩具にするにしては「でもお高いんでしょう?」レベルの金額ですねえ。充電式で最大8時間持つそうです。
ラウタヴァーラの「カントゥス・アルクティクス」の鳥の声部分だけ、これで流せたら超ナイスかも。
なお詳しくはこちらの記事を

※写真はフィンランドのラップ地方。Wikipediaから。

これは2月発売なので、大型店ならとっくに店頭に出回ってるかと思います。>クリック
見た目はごく普通のUSBハブなんですが、上下どちらでも挿せるというもの。USB端子の上下っていちいち確認して挿すのがなかなか面倒だったりします。ましてやノーパソ背面などのように目隠し状態で挿さざるをえない場合においておや。こういうの、欲しいと思ってました。

20120419usb 発売会社はバッファローコクヨサプライだし、値段も1280円前後と「あら、お安いのね」レベル。ただし――
コネクタ部分に金属シールドが施されていない機器の場合は、破損することがあるということです。写真の左が普通のUSB端子、金属シールドが施されてないのは右の形のものです。最近わりと増えてきました。
詳しくはこちらの記事を。

おしまいはコレ>クリック 

フィギュアとかを座らせておくミニチュアの椅子らしいんですが、スマートフォンのスタンドにどうぞと言うことみたいです。800円。
興味のある方はこちらを

なお明日は更新を休みます。

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2012年4月 3日 (火)

インターネットがなかったら3時間以内に禁断症状に!~ニュースの落ち穂拾い Watch What Happens

20120403 いま夜の11時をまわったところです。暴風雨による死者の数が凄いことになっていますが、関東はそろそろ落ち着いてきたでしょうか。東北はこれから明日の朝にかけて、風、雨ともにピークになる模様で、すでに1時間ほど前からゴーッという風の音が、聞こえては止み、聞こえては止んでいます。
なんとか被災地に大きな被害がでませんように。画像は4日(水)午前9時の予想天気図です。

追記:4日の0時半になりました。さっきから不気味なほど静かです…

ウイルスソフトのノートンは、「日本人のインターネット依存、個人情報の重要性、インターネットセキュリティに対する理解などについての調査」結果を発表し、5人に1人 (19%) が、インターネットがなかったら3時間以内に禁断症状を覚えるだろうと回答していることがわかった。
 日本のユーザーは平均して週に49時間インターネットを利用。これは起きている時間の3分の1以上で、ほぼ全員となる90%がインターネット上でメールをチェックしている。
 その一方、ウエブの閲覧は週13.2時間で、ソーシャルネットワーク上の交流は週6.8時間を費やしている。
 また、日本ユーザーの10人中8人が見知らぬ人に、自分のパソコンにアクセスされるくらいなら、1億円をあきらめると回答した。
 それだけの高額な価値を見出しているの理由として、個人情報を詰め込んでいるということもありそうだ。
 インターネットを使う日本のユーザーのうち3分の1以上(38%)が、自身のクレジットカード番号や銀行口座などの金融関係情報が最も価値があるとし、続いて28%が連絡先や名前などの個人情報に最も価値を見出している。だが、4人中1人以上 (27%) が、書類や写真、連絡先、音楽などの個人情報をバックアップしていないと回答している。

(@niftyニュース)

そう確かに覚えました、禁断症状。去年の3月11日以降です。でも最初のうちだけで、段々慣れてきましたね。ライフラインが全部止まって、生活するだけでも大変だったというのもありますし、ラジオ・ニュースで次々と判明する事態がショッキングすぎて、ネットどころじゃなかったというのもあります。
停電でテレビが見れなかったので、ネットでどんどん情報が入ってきたら、どんなに良いだろうかというのはありましたが、それは禁断症状というのはまた別の話ですよね。

この調査結果はノートンが実施したもので、3月29日に発表されたもののようです。
このniftyのニュースだけでは、詳細がよく判らなかったので、シマンテックのHPにもいってプレス・リリースをチェックしてみましたが、やっぱりよく判りませんでした。

なにが分らないって、アンケートの方法も回答者の人数も全然載ってないのです。そんなプレス・リリースなんてありかいなと…。まあ、それはともかく、

>日本のユーザーは平均して週に49時間インターネットを利用。これは起きている時間の3分の1以上で、

週に49時間という書き方もちょっと…だけれど、それはともかく平均して1日7時間インターネットを利用しているということのようです。たしかに画面をみてる時間はそう多くはないですが、ブラウザをたちあげてる時間という意味だったら、私も自宅で仕事をする日に限れば1日平均10時間以上になるかもしれません。仕事をしてる最中は、すぐになんでも調べられるようにいつも、どこかの関連サイトを開いてますから。

起きてる時間の3分の1以上というのは、おそらく24時間から寝ている時間を6時間として差し引き起きている時間が18時間。3で割って一日6時間が寝ている時間という計算でしょうか?だから起きている時間の3分の1以上ということに?

ちょっとよく分らないのが49時間の内訳で、

>ウエブの閲覧は週13.2時間で、ソーシャルネットワーク上の交流は週6.8時間を費やしている。

足して20時間ちょうど。残りの29時間は何に費やしてるのでしょう?メールチェックなんて数分で終わるだろうし、クラウドにあげた音楽ファイルを再生とか、まだそんなには普及してないように思うのですが…

>10人中8人が見知らぬ人に、自分のパソコンにアクセスされるくらいなら、1億円をあきらめると回答した。

なんだかワケわかんない質問です。無意味な質問の典型じゃないでしょうか。目の前に1億円つまれて、パソコンに自由にアクセスさせろと言われたら、10人中8人がOKしそうな気がします。

引用したniftyの記事には乗ってませんが、プレス・リリースにはこんなことも書いてあります。

この調査によると、インターネットに依存している現在、ネット犯罪や脅威に対する基本的な知識および保護の必要性への理解は比較的高いという結果が出ています。一方で、4 人に 1 人が基本的なセキュリティソフトやウイルス対策で事足りると考えています。しかし、先述の約 8 割の回答者がコンピュータ上の情報に 1 億円の価値を見出しているにも関わらず、基本的なウイルス対策製品で十分であるという考えは矛盾した結果といえます。

「基本的なウイルス対策製品」というのはmicrosoftの(無料の)セキュリティ・エッセンシャルズなどのことを言うんだろうと思いますが、4人に3人つまり75%がそれでは十分じゃないと思ってるというのは、この引用文にもかかわらず結構セキュリティ意識は高いとみなして良いと思います。

1億円諦めるほどPCの中を除かれるのが嫌な人は80%。市販のセキュリティ・ソフトが必要と考える人は75%なわけですから、単純に考えれば『セキュリティを重要視してるのに、基本的なウィルス対策製品で十分と考えてる人』は100人中わずか5人しかいないわけです。これはかなり優秀な結果であろうと思われます。

このあとプレス・リリースではパソコンに加え、スマートフォンやタブレットなども含めた包括的な保護をするセキュリティ・ソフトの宣伝が続くのですが、チョー驚いたことにアメリカでは今年中に発売になるものの「日本での発売時期は未定」なんだそうです。商売っ気がないですね。

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2012年3月25日 (日)

検索予測でプライヴァシー侵害、Googleに表示差止命令

20120325googleplex_welcome_sign インターネット検索サイトグーグルで、検索キーワードを入力する際に、入力される文字を予測して複数の候補を表示する機能をめぐり、プライバシーを侵害されたとして、日本人男性が米国のグーグル本社に表示差し止めを求める仮処分を申請し、東京地裁(作田寛之裁判官)が申請を認める決定をしていたことが25日、分かった。決定は19日付。
検索候補の表示差し止めが認められたのは初めてとみられる。グーグル側は決定後も削除に応じていないという。

男性の代理人弁護士によると、検索欄に男性の実名を入力しようとすると、検索候補の一つとして、フルネームとともに犯罪行為を連想させる単語が表示される。それを選択すると検索結果として、男性が犯罪に加担したかのような掲示板への書き込みを記載したサイトが並ぶという。
男性は数年前、思い当たる節がないのに当時の勤務先を退職に追い込まれ、再就職でも採用を断られ続けた。内定を取り消された会社に理由を尋ねたところ、事実無根の複数の書き込みの存在が判明。1万件以上のサイトに転載されていた。 

(時事通信)

こんなことがあるんですね。私も試しに予測変換を出してみましたが、平凡なものばかりでした。

毎日新聞によればこの男性は当初日米両方のグーグルを訴えてたそうですが、日本法人は「削除権限が米法人にしか無い」と主張したため、訴えの対象から外したそうです。そしてそのグーグル米法人は「日本の法律で規制されない」として、「プライバシーポリシーに照らし削除しない」と、東京地裁の決定に従わないことを回答してきたそうです。

また読売によれば、グーグル側は「意図的に表示したわけではなく、検索候補として単語を並べただけで名誉毀損には当たらない」などと主張したそうですが、東京地裁は、男性の氏名を入力した場合の犯罪関連の単語の表示に限り、停止を命じたそうです。

担当弁護士は「氏名の表示だけならば、閲覧した人が中傷サイトに気付かない可能性もあるのに、わざわざそうしたサイトに誘導してしまう機能に問題がある。名誉毀損が明らかなものは消去するような仕組みをグーグル側は考えるべきだ」と話しているとのことです。
.

この記事は個人のプライヴァシーに配慮してでしょうけれど、詳細がわからないので、なんだか狐につままれたような気にさせられます(我ながらなんという陳腐な表現…)。グーグル側も、この男性の行動もなんだかなあという感じ。

しかしそれはとりあえず置いといて、私はグーグルは裁判所命令に従うべきだと思います。特定の単語だけ遮断したりというのは検閲に通じますが、これはそういうのとは性格の異なることですから。たしかに予測変換は便利ですが、絶対になくてはならぬものでもありません。もちろんかつての中国との対立とも全然違うケースです。

ところでこの事件、どうにも全体像がつかめません。何故に1万件のサイトに中傷記事が載るなんてことになるのでしょう?
問題の書き込みの内容が判りませんが、同姓同名の犯罪者もしくはそれに準ずる人がいたと言うことでしょうか?その可能性が一番大きいような気がしますが。
二番目の可能性としては、(同姓同名の可能性が排除できるとすると、)やはりこれはこの男性に恨みを持つ人が、せっせとインターネットに嘘の書き込みを重ね、中傷しまくってたということでしょうか?その結果、悪意による企みが成功したと…。それだとちょっと怖いですね。

それでも1万件とは…。2ちゃんねるのような匿名サイトに誰かが投稿し、祭りになっても1万件のサイトに転載なんて、余程のことじゃない限り起きないと思います。酒井法子だってそこまで行ったかどうか?

またこの男性の行動、グーグルの反応、ともになんか疑問です。
まず、なぜ日本法人への訴えを取り下げたのでしょう?日本法人の「削除権限が米法人にしかない」という言い訳は、ちょっと嘘くさくないでしょうか?
また日本の裁判所の決定だから従わないというのも、不思議な感じが。法律のことはよく分らないのですが、外国の企業に対しては執行できないのでしょうか?
ネットで有名な話題に「日本人」「アメリカ人」「フランス人」「中国人」などは予測変換されるのに、「韓国人」「朝鮮人」だけは予測変換が出てこないというのがあります。これは事実そのとおりで、明らかにグーグルは恣意的に操作しています。もしかして削除して欲しければ金払え?
なぜ国際弁護士を頼んで、米グーグルを訴えないのでしょう?10億円ぐらい取れそうな気もします。裁判費用がないからでしょうか?
また中傷した相手や、そのサイトの責任は問わないのでしょうか?サイトというのが2ちゃんねる辺りだったら難しいかも知れませんが。
解雇した企業を訴えることも出来ると思います。おそらく本人に過失は無いんでしょうから、裁判で解雇の理由を引き出せば、慰謝料は確実に取れるんじゃないでしょうか。ただし予測変換が問題だったのではなく、そこから中傷サイトを見て判断したのだろうと思いますから、グーグルへの訴えには影響をあたえるかも知れませんね。

などなど分からない事が多いですが、今後の展開を注視したいと思います。

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2012年3月 1日 (木)

Ivy Bridge はデスクトップ用も遅れるとか…

20120301_jozenji これは火曜日のニュースだったんですが、いつも読んでいる北森瓦版さんによれば、インテルの新しいCPU、Ivy Bridge は、モバイル用だけでなくデスクトップ用も発売時期が遅れるようです。

まず4月8日にIntel 7 seriesのうちZ77, Z75, H77, B75チップセットを搭載し多マザーボードが発売される。次いで4月29日にデスクトップ向けの4-coreモデルがローンチされる。またこの日が“IvyBridge”のメディア解禁およびPCベンダーによる(“IvyBridge”)搭載製品発表解禁日となる。ただ4月29日にローンチされると書いたがこれがすなわち4月29日に“IvyBridge”を購入できるようになるわけではないようである。ただ大幅に間が空くわけではなく、実際に購入できる日も4月29日からそれほどたたない時期となるようである。

第3波となるのは6月3日でビジネス向けのQ77とQ75チップセットが発表される。そして6月後半―おそらくはComputexの時期に2-coreのMobile向け“IvyBridge”を発表する。この時に通常電圧版もULV版も両方発表される見込みである。
なお、Mobile向け4-coreモデルがいつになるかは今回は明かされていない。

超食です。あれ?ショックって書こうと思ったのに、あまりのガッカリでショックが食になっちゃった…
当初は4月第1週の予定だったんですが。特に対応マザーボードが、発売されてすぐはご祝儀価格なので、すこし落ち着いてから買うとゴールデン・ウィークに組めてバッチリと思っていた人は多いはず。勿論私も少し値段が落ち着いてからと思っていました。う~ん・・・

これも一昨日のニュースなんですが、YAMAHAのネットワーク・プレーヤーNP-S2000がALAC(アップル・ロスレス・オーディオ・コーデック)に対応したそうです。
ALACはご承知のようにアップルが採用していたオーディオ・ファイルを圧縮するときの方式。ロスレス・ファイルつまり可逆圧縮の方式なので、同じアップルのACCやマイクロソフトのWMA、おなじみのmp3などのように音質が劣化することがありません。
一般的には同じロスレスでもFLACと呼ばれる方式が多く使われてるかと思いますが、iPod に良い音質で入れたいと思うと、どうしても ALAC を採用せざるをえず、やむをえずライブラリをALACで構成してる人も多いかと思います。

しかしこれまではオーディオ各社が ALAC を製品に導入しようとすると、アップルのライセンスが必要でした。それが障害となって(高価なLINNの製品などの一部を除き)ほとんどの製品が ALAC に対応していなかったのです。しかし昨年秋にアップルがALACをオープンソース化したため、さっそくYAMAHAが対応したものとみられます。

なぜこれをわざわざ記事として取り上げたかというと、実は日本国内の量販店などで普通に購入できるネットワーク・プレーヤーのうち、単体だと最低でも45万円する LINN の製品(26万のアンプ一体型もありますが)を別格とすると、クラシック・ファンが使えるネットワーク・プレーヤーは実は YAMAHA 一択だからなのです。

マランツ、パイオニア、デノンなどからはヤマハよりもっと廉価な製品が出ていて、音質面での評判も良いようですが、これらの製品はギャップレス再生が出来ません。つまりCDをリッピングした場合に、楽章の途中でトラックが切ってある場合など、楽章内でもボツボツボツボツ無音の部分が入ってくるわけです。
例えばいま手元にあるバーンスタイン指揮ベルリン・フィルのマーラー/交響曲第9番のCDは33のトラックにわかれています。楽章間の無音はよしとして、29回演奏の途中で音が瞬間的に途絶えることになります。マリンバ並のダメージは確実です。

ということで ALAC でライブラリを構築したため、本当はネットワーク・プレーヤーを使いたいのに、USBオーディオで我慢しているという人も多かったはずです。(USBオーディオの場合はPC上で iTunes 等のソフト――正確にはiTunes 経由のQuickTime等――で処理する形になるため、ギャップレスは問題ありません。)

今回の YAMAHA の ALAC対応で、NP-S2000に盲点はなくなったとみなしてよいでしょう。と言っても20万円するので、願わくばこの半額ぐらいの新製品をお願いしたいものですが。

すでにお使いの方はファームウェアのヴァージョンアップで対応するようです。詳しくはYAMAHAのHPをご覧下さい。

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2012年2月22日 (水)

The in Cloud

20120222_kami アップルのクラウド・サービスである iTunes in the Cloud は、これまで日本ではアプリとブックだけで音楽ファイルは利用できませんでした。つまり実質的に無きに等しかったわけですが、これが今日から国内でも提供開始となりました。

アップルのクラウド・サービスというのは、音楽・アプリ等をアップルが無料(5Gまで、拡張は有料)で提供するクラウド「iCloud」上のライブラリに登録し、パソコン・iPad・iPodTouch・iPhone などに自動的に同期して保存されるというもの。 このうち iTunes で購入したものについては iTunes in the Cloud と呼ばれるサービスが対応し、自分でCDからリッピングしたものについては iTunes Match というサービスが対応します。

今日から提供されたのは、あくまでも iTunes で購入したものについてのクラウド・サービスで、 iTunes Match についてはアメリカでは提供されていますが、日本ではまだ利用できません。
しかしこの iTunes Match についてもアップルは、今年後半にサービスを開始する予定だとのことです。ただし iTunes Match については有料サービスで、アメリカでは年間25ドル弱のようです。(これは非常に面白いシステムになっていますので、サービス開始頃に詳しく書きたいと思います。)

なお iTunes in the Cloud に対応する機器はパソコンに関しては WindowsPC でも大丈夫ですが、モバイルに関しては制限があり、アップル製品でかつ iOS 5 を搭載しているものに限られます。ですから例えば iPod Classic や古い世代の iPodTouch などは利用できません。また利用するにはアップルIDが必要です。

アメリカでは既に昨年から行われていた iTunes in the Cloud ですが、日本では権利問題のクリアが難しいのではないかと考えられていました。また(私は詳しくは知りませんが)法的なリスクがあるのではとも指摘されていました。なので――実際に半年遅れたわけですが、私はもっと時間がかかるものと思っていました。むしろ半年で提供にこぎつけたことに驚いています。
かたくなに総てを拒否してジリ貧になるよりも、実はアップル方式の方が儲かるんだということに、ようやくJASRACも気付いたのかも知れません。

なお詳しくお知りになりたい方は、AV Watch の記事を御覧ください。

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2012年2月18日 (土)

え、これ?これなの?~PCの話題

20120218microsoft マイクロソフトはまもなく一般向けのプレビューがリリースされる予定の新しいOS、「Windows 8」のロゴを発表しました。
それがこれ。>クリック!

Windows の公式ブログでは過去のロゴを並べています。だんだんカラフル&ゴージャスになっていたのに、一転。Windows 8 はスペックの低いスマホ&タブレット用途も重視して開発しているOSなので、シンプルにしたんでしょうか?

コンピューター・インターネットの世界に限らず、社会一般にこういうのは必ず影響します。これからは「シンプル化」がトレンドになっていくかも知れません。

で、そのマイクロソフトなんですが、北森瓦版さんによると、どうやら現行の Windows 7 と Vista のサポート期間が延長されたとの話です。

まず7ですがメインストリーム・サポート終了が2015年1月13日。延長サポート終了日が2020年1月14日
Vistaの方はメインストリーム・サポート終了が2012年4月10日。延長サポート終了日が2017年4月11日とのことです。

特に Vista はこれまでは今年4月でサポートが終わってしまう予定になっていて、Vista を使ってない私でも「ヒドイ話だ」と思っていました。が、あと5年は延長サポートが続くということで、Vista のPCを使ってる方は、やれやれホット一安心かと思われます。

同じく北森様から得たこれはガッカリのニュースですが、4月に発売されるインテルの新しいCPUである Ivy Bridge の大量出荷は、なんと6月まで延期されるとのことです。
理由は現在多くのノートPCのベンダーが、大量在庫を抱えているためとのこと。これがある程度さばけた時期以降に、新製品に移行したいという意向のようです。

追記:大量出荷が延期されるのはモバイル用のみで、デスクトップ用は予定通り4月発売のようです。

いま私が使ってるノートはスペックが低く、いくら物持ちの良い私でもさすがに買い換え必至なんですが、ずっとIvyの発売を待っていたのです。なんかショックだなあ…

※ 写真はワシントン州エドモントにあるマイクロソフト本社。Wikipediaから。

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2012年1月31日 (火)

「まねきTV」に事業差し止め命令

20120131_aobadori その前に。
IvyBridgeの発売予定時期がほぼ固まったようです。4月1日から7日の間。まず4コアのi7とi5あわせて10種類が投入されるようです。
これまでは4月8日とされていましたので、わずかに前倒しされたことになります。
対応チップセットのZ77、Z75等も同時に発売されます。

この情報は北森瓦版さんのブログ(経由での Fudzilla )からですが、そこにも「この情報は最終的なものではない」と書いてあるので、再変更はあるかも知れませんが何にせよ、遅れることはなさそうです。

テレビ番組をインターネット経由で海外などでも視聴可能にしたサービスが著作権法違反にあたるとして、NHKと民放各社が、サービスを運営する「永野商店」に事業差し止めなどを求めた訴訟の差し戻し控訴審判決が31日、知財高裁であった。飯村敏明裁判長はサービスが著作権侵害にあたるとし、永野商店に事業差し止めと約170万円の支払いを命じた。
産経新聞)

この「まねきTV」の問題は、このブログでも2006年に取り上げました。詳しくはそちらをご参照いただきたいんですが――

簡単に言うとSONYのロケーションフリーという機器を利用して、契約者にインターネット経由で離れた場所のテレビ放送を見れるようにするサービスです。ロケーションフリーという機器は契約者個々人が購入し、1台で見れるのは1人だけです。「まねきTV」側はロケーションフリーを置く場所だけ提供してる事になります。従って不特定多数への送信には当たらないということで、東京地裁では「まねきTV」側が勝訴。つづく知財高裁でも2008年にTV局側の控訴を棄却、「まねきTV」側が勝訴しました。

しかしTV局側が再び上告、2011年1月に最高裁は知財高裁の二審判決を破棄し、審理を差し戻していました。きょうの判決はそれを受けてのものです。

最高裁が二審判決を破棄した理由ですが、

まねきTVのサービスについては、ベースステーションを分配機を介するなどしてテレビアンテナに接続し、受信された放送が継続的に入力されるように設定した上、事務所に設置・管理していることから、利用者がベースステーションを所有しているとしても、送信の主体は永野商店とみるのが相当だと指摘。サービスは契約を結べば誰でも利用可能であることから、送信の主体である永野商店から見てサービスの利用者は不特定の者として公衆に当たり、ベースステーションを用いて行われる送信は自動公衆送信であり、サービスは放送の送信可能化に当たると言うべきだ
INTERNET Watch

ということだそうです。
たぶんこれだけでは何故送信の主体が永野商店(まねきTV)になるのかも、送信可能化とは何のことかも理解し辛いかと思われます。そのあたりを知りたい方は、リンクした INTERNET Watch のページから全文をあたって下さい。法律の知識のない私には、あまりよく理解出来ません。なんとなくですけど、テレビ局勝訴の判決を導くために法律的な技術を駆使してるという印象で、あまり読んでも意味ないかも知れないという気がします。

私が一番理解出来ないのは、「まねきTV」の行為によってTV局側がどんな損害を被ったのかです。170万円の支払いを命じてるんだから、170万円分の損害を被ってるんでしょうけども・・・??

またこの日は同じく

審理が差し戻されていた「ロクラクII」についても、知財高裁は31日、著作権侵害にあたるとして、運営する「日本デジタル家電」に事業差し止めと計1570万円の賠償を命じた。
産経新聞

「日本デジタル家電」の件については、このブログで取り上げたことがありませんので、過去の INTERNET Watch から引用したいと思います。
「ロクラクII」というのはハードディスク・レコーダーで、親機と子機がワンセットになっているもの。親機で番組を録画、自動的にインターネット経由で子機に送られ、子機のハードディスクにデータがたまっていくというものです。特に海外に住んでいる人を対象に作られた商品のようです。
日本デジタル家電では親機をレンタルしてこの会社内に置き、子機を契約者に渡す(レンタルもしくは買い取り)という形での営業をしていたようです。

まず一審の東京地裁。テレビ局側勝訴です。

一審の東京地裁は2008年5月、日本デジタル家電は親機の設置場所を提供するなど、複製行為を管理・支配していると認定。日本デジタル家電が複製の主体にあたり、それによる利益も得ているとして、合計733万円の損害賠償を命じた。

続いて二審。日本デジタル家電側が逆転勝訴です。

 これに対して二審の知財高裁は2009年2月、日本デジタル家電の管理・支配する場所に親機が設置されていたとしても、サービス利用者の私的複製を容易にするための環境などを提供しているに過ぎないとして、日本デジタル家電は複製の主体にはあたらないと認定。一審判決の損害賠償命令などを取消した。


最高裁ではまたまた逆転で、差し戻し判決。

 最高裁判決では、「複製の主体の判断にあたっては、複製の対象、方法、複製への関与の内容、程度などの諸要素を考慮して、誰が当該著作物の複製をしていると言えるかを判断するのが相当」だとした上で、放送番組の場合にはアンテナで受信した放送を機器に入力しなければサービスとして成立せず、この行為はサービス提供に不可欠な「放送番組の複製の実現における枢要な行為」であり、サービス提供者が複製の主体であると解するのが相当だと指摘。原審判決を破棄し、審理を知財高裁に差し戻した。 
INTERNET Watch

こちらは「まねきTV」の件と違って、複製が問題になっているようです。ただ同じくこれもどういうことでTV局が1570万円分の損害を被ったのか、よく判りません。
両方の事件とも、最高裁の判決はアンテナで受信したものを分岐するというところに、ポイントがありそうですが、そこにポイントを置くというのはどうなんでしょうか?
特に「ロクラクII」の件は、複製をして番組を保存するのは子機なわけですから、親機での録画は便宜的なもの、日本デジタル家電の役割は『法律で認められた私的複製の幇助にすぎない』という解釈もできるのではないかと思います。

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2011年12月 7日 (水)

Carrier IQ問題、日本のキャリアの状況/公衆無線LANでも問題が

20111207 スマートフォンにプライバシー情報を勝手に記録・送信しているソフトが埋め込まれていた問題で、日本のキャリアは調査結果を発表しました。

まずNTTドコモですが、

「弊社の開発仕様にCarrier IQ社のソフトを埋め込む設計はない」と説明。さらに、「一部の報道であるように、通信キャリア側からメーカーに対してソフトの実装を依頼した事実もない」としており、現在も引き続き調査を行っている。
(Internet Watch)

次にauですが、HTCを除く全端末でソフトはインストールされていないことを確認したとのことです。
HTCの端末については、ソフトが見つかったとの指摘がありますが、これについては実際に動作はしないとのことです。ソフトが見つかった理由については、「海外で先行販売されていたキャリア用のソフトを一部流用しているため」とのことで、ファイルとして残っていても、実際に動作しないことは確認済みという話です。

ソフトバンクは調査中とのことです。

一方、アメリカの有名なセキュリティ研究家のダン・ローゼンバーグ氏は、

自身のスマートフォンで詳細に解析した結果を公表した。収集されるデータは妥当な内容で、意図に悪意は感じられず、Carrier IQのサービスは結果としてユーザーの携帯サービス向上につながる種類のものではないかと分析。その一方で、携帯キャリアと端末メーカーに対しては、ユーザーにデータ収集を事前通告しなかった責任を指摘した。

ということです。詳しくは Internet Watch のページを御覧ください。

ええっと、少なくとも日本では大騒ぎする必要はなかったでしょうか。

あ、でも・・・ 今、恐ろしいことが頭に浮かびました。これ別の可能性もあるかもしれません。実はアップルのHTC攻撃の一つという。
Android の躍進を脅威に感じているアップルは、ノキアを抜いて台湾第二の企業に成長したHTCに対し、昨年マルチタッチで特許権を侵しているとして訴訟を起こしています。すでに今年7月アメリカ国際貿易委員会が特許侵害の仮決定を出し、HTCは苦しい立場に追い込まれています。
これは直接 Android を開発した Google を相手にしないで、端末を出している新興企業のHTCをターゲットにしたこすいやり方なんですが、まさかその第2弾では?エッカート氏は実はアップルの回し者で。考え過ぎでしょうか?

一方、これは別の話ですが、国内の問題です。すでに解決はしていますが、こっちの方が深刻かも。

有名飲食店や商業施設などでインターネットを利用できる公衆無線LANサービスを提供している「コネクトフリー」(東京都品川区)が、利用者に無断で簡易投稿サイト「ツイッター」のIDなどを傍受していたことが分かった。
通信の秘密の侵害を禁じる電気通信事業法に抵触する恐れもある。同社は6日、読売新聞の取材に「個人の情報を無断で集めていたのは事実で利用者におわびしたい」としたが、「情報は記録していただけで、第三者への提供など利用はしていない」と釈明した。
無断で集めていたのはこのほか、会員制交流サイト「フェイスブック」のIDや、端末の識別情報、サイトの閲覧履歴など。
同社ホームページによると、同サービスは昨冬から開始、複合施設「赤坂サカス」(港区)や繁華街、有名飲食店など約40か所に接続ポイントが置かれている。ノートパソコンやスマートフォンなどで無料でネットに接続すると、自動的に情報が同社のサーバーに送信される仕組みだった。

(読売新聞)

記録してただけで利用してないと言いますが、じゃあ何故ツイッターのIDを記録してたんでしょうか?現時点ではまだ利用してないというだけで、何かに利用するつもりだったから記録してたとしか思えませんが…
読売の記者さんはそこちゃんと突っ込んで下さい。

Internet Watch にもう少し詳しい記事が載ってました。

それによればこのコネクトフリーというのは普通の公衆無線LANサービスとは違って、無料でアクセスポイントを提供する代わりに、利用者の閲覧ページ中に飲食店の情報などを表示するバナーを自動的に埋め込むというやり方をしてるのだそうです。
で、驚いたことに、

利用者が閲覧したページに対してGoogle Analyticsのスクリプトの自動的な埋め込みや、Amazonのアフィリエイトリンクの書き換えを行なっていたとして、事態を説明するとともに謝罪した。

Google Analytics というのは Google が提供している無料サービスの一つで、サイト内に埋め込むと訪問者数やその時間・頻度、検索キーワード、広告クリック数、収益などの情報が入手できるというもの。それを埋め込んで、利用者の情報をコネクトフリーが収集できるようにしていたようです。

Amazonのアフィリエイトリンクの書き換えというのは、勝手にアフィリエイトのリンクをコネクトフリーのIDに書き換えていたのだそうです。ん~、つまりどういうことなんでしょう?
普通は閲覧したページのオーナーがAmazonのアソシエイトとして紹介料をもらうわけですが、それをコネクトフリーに行くように改ざんしてたということでしょうか??もしそうだったら凄いですね。
正しくどういうことなのかよく判りませんが、その他に勝手にアフィリエイトが組み込まれたという情報もあります。

Amazonアフィリエイトリンクの書き換えについては特定の1店舗のみで試験的に実施したものだと説明。これら取得した情報は第三者に開示したことは無く、その他の目的でも使用していないが、事前の承諾無しに情報を収集したことで利用者に不安を与えてしまったとして、謝罪した。

ということなんですが、やはり今後利用しようと思うからこそ、試験的に実施したものだと思います。注意の必要な会社ということかも知れません。

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2011年12月 5日 (月)

Carrier IQが反論 他 ~ニュースの落ち穂拾い Watch What Happens

20111205 昨日のスマホにプライバシー漏洩ソフトが埋められている問題で、そのソフトを開発したCarrier IQが反論を発表したそうです。

声明によると、「われわれのソフトウェアは、SMSメッセージ、メール、写真、オーディオ、ビデオのコンテンツを記録、保存、送信することはない。例えば、SMSが正常に送信されたかどうかを確認するが、SMSコンテンツを記録または送信することはない。また、どのアプリケーションがバッテリーを消費しているかを確認するが、スクリーンキャプチャーすることはない。プライバシーは守られている」と反論している。
また第三者のコメントとして、セキュリティ研究者であるInfidel Inc.のRebecca Bace氏が「Carrier IQの実装を分析した結果、キーストロークの収集や、携帯端末のユーザーコンテンツの収集が行われているとの指摘は誤っている、というのが私の見解だ」とコメントしたとしている。

(Internet Watch)

一方この問題が日本に波及するのかですが、国内3キャリアは「確認中」だそうです。

NTTドコモは「発売済みの端末について確認している」、KDDIは「リリースしている端末について確認を取っている」、ソフトバンクモバイルは「詳細を確認中」と回答。3社は調査を続けており、詳細がわかり次第、弊誌でも続報を伝える。
(Internet Watch)

引用文中の弊誌というのは Internet Watch のサイトという意味です。

Carrier IQ の反論ですが、エッカート氏の実験で検索用の暗号化されるべきキー操作の記録がそのまま送られていることが判った以上、素直に信用はできないように感じます。
「SMSメッセージ、メール、写真、オーディオ、ビデオのコンテンツを記録、保存、送信することはない」とか「スクリーンキャプチャーすることはない」とか言っても、じゃあ他のことはしてるんでしょという感じですし、メールのコンテンツは記録・保存・送信してなくてもメールになる以前のキーストロークは送信してますとか、発言に裏がある可能性もまだ排除できません。

なお「キーストロークの収集が行われていない」と語っているレベッカ・ベイス氏という人は、FBI、NSA(国家安全保障局)、ロスアラモスのネットワーク・セキュリティ部門などを担当したことのあるネット・セキュリティの専門家のようです。

日本の状況が判ったら、このブログでもお伝えします。

インドの警察官試験に臨んだ若者が、身長制限で3センチ足りないために、身長を伸ばすためにカツラを着用したが、それがバレてしまい、逮捕されるという「事件」が起きていたことが5日までにわかった。
AFP通信によると、男性は28歳で身長1メートル65。しかし、身長の規定は1メートル68で、あと3センチ足りないことになる。ムンバイの警察署で行われた試験で、詰め物入りカツラを着用して臨んだものの、警察官に見破られて不正行為を働いたとして逮捕された。現在は釈放されているという。
インドでも警察官という仕事は、低賃金で長時間労働だと言うが、この男性はどうしても警察官になりたかったとしている。

(@niftyニュース)

なんてお気の毒なことでしょうか(笑)。不正行為には違いないけど、なにも逮捕まで…。
舞の海さんのように頭にシリコン入れればよかったのかも。

世界で最も過酷、両端が断崖絶壁の滑走路があるんだそうです。
ひえーっ!ですう。

場所はカリブ海に浮かぶオランダ領の島、サバ島でどうなってるかというと写真の通り。>クリック!

このファンチョ・E・ヨラウスクィン飛行場には非常に短い滑走路(396メートル)しかなく、「ボーイング737は着陸できない。ここを利用しているのは、ほとんどが小型のターボプロップ(プロペラエンジン)機だ」と、航空専門家のベネ・J・ウィルソン(Benet J. Wilson)氏は話す。「滑走路の両端は断崖で文字通り海に落ち込んでいるため、失敗は許されない。また左右に傾斜があって上昇気流や下降気流が生じうる」。
(ナショナル・ジオグラフィック)

カリブ海にオランダ領の島があったんですね。

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2011年12月 4日 (日)

スマートフォンで丸裸に!?

20111204 な、なんだって!スマートフォンで写真を撮影すると服が透けて丸裸に見えるんだって!?などと喜んだあなた。違います。ことはもっと深刻なのです。

これはアメリカでのニュースなんですが、非常に重大な問題です。日本での状況はどうなのか?メーカーと携帯キャリアはすぐさま自社製品についてこの当該ソフト(以下に説明します)が仕込まれていないかどうか、発表すべきと思います。

多数のスマートフォン端末にプライバシーを丸裸にするソフトが仕込まれていたことを、米国のセキュリティ研究者が発見し、その動作する様子を撮影した約17分の動画をYouTubeに投稿した。これがきっかけとなり、端末を販売する携帯キャリアや、このソフトの製造元である米Carrier IQへの批判が高まっている。
Carrier IQの目的は「携帯端末とキャリアサービスの品質管理のため」とされる。しかし、収集されているプライバシー情報の質・量が判明。Instapaperの開発で知られる著名プログラマーのMarco氏は、「品質管理のためと称して、新築の家のバスルームにカメラを設置するようなもの」と事態の重大さを例えた。

(Internet Watch)

記事は長いので、簡単にまとめますと、

まずこのソフトの働きですが、スマートフォンが動作するほとんどすべての情報を記録し、サーバーに送信するとのことです。その中には、押されたキーとその種類、開かれたアプリ、電話やSMSの送受信、位置情報、カメラや音楽プレーヤーの動作状況などが含まれる。また、ブラウザーで検索したURLも記録されているそうです。 そして、

このソフトウェアは、ユーザーが知らないうちに動作しており、しかも極めて除去が難しく、ユーザーが動作を止めることは実質上できない。しかも許可なしに情報が送信されているとのこと。

現在わかっているのは、このソフトが仕組まれているのは Android系端末で、ただしアマゾンの Kindle Fire には含まれていないとのこと。またノキア社は現時点でこのソフトを使用していないと表明済みです。
また Windows Phone はすべての端末で含まれていないとのこと。
iPhone については少し前にニュースが出回ったそうですが、この場合はちょっと事情が複雑で、ソフト自体はiOS3/4/5 に含まれているものの、iOS5では無効化できるほか、3/4でも機能が利用されている形跡は無いとのことです。アップデートで有効にすることが可能という意味でしょうか?ちょっとその辺は書いてないので判りません。

このソフトは押されたキーの種類を記録・送信するので、実際に電話が繋がるより早く、どの番号にかけたかが送信されるとのこと。まあ理屈上そうなりますよね、確かに。
さらに例えば Google検索などで、暗号化してアクセスするHTTPS版を使った場合、通常は端末とGoogleの間で、信号をスパイすることは出来ませんが、このソフトの存在によって暗号化が無意味になります。暗号化してGoogleに送られるより先に、押したキーの記録が送信されてしまうからです。
その他、テキスト送信の内容(相手先だけでなく)、位置情報なども記録・送信されます。単に端末やキャリアの品質向上のためというのであれば、このような詳細なかつ極めて個人的な情報を集める必要はないと思われます。

で、サーバーに送信されるとのことなんですが、そこのサーバーがどこのサーバーかというと、どうやらソフトを開発したCarrier IQというアメリカの企業のサーバーのようです。膨大なデータが集まってくると思うんですが、パンクしないんでしょうか?

Carrier IQ という会社はこのようなデータを収集して、何をするのか疑問ですが、チマチマしたことだったら色々お金儲けのアイディアは浮かびます。
まずFBIやCIAに情報を売ることができます。アメリカの連邦通信法に抵触するでしょうから、もちろん秘密裡に。テロリスト一人の電話番号さえ把握すれば、芋づる式に関係者が掴めそうです。
産業スパイに情報を売ることも可能です。電話番号さえ判れば、例えばある会社の技術責任者がどこに行ったかは、位置情報の記録をたどれば分かりますし、テキストが読めるということは、かなりの情報が取れそうな気もします。
うまくいけば金融関連のいわゆるインサイダー情報もとれそうです。
昔「スティング」という映画があって、ラジオ中継のちょっとした時間のズレを使ったトリックが出てきましたが、これからはそれのもっとミクロのオーダーでのトリックが可能になっちゃうかも。株の発注とかもキーを押した瞬間に、暗号化されない情報がダイレクトにサーバーに送られるわけですから。

もちろん預金口座と暗証番号なんか軽く筒抜けなんだろうと思います。
でもなんかこの程度の目的では、つまらないような気もしますね。想像だに出来ない何らかの目的があるのかも。

Carrier IQはこの情報を発見して公開したエッカート氏という人を「企業の内部情報を許可なしに公開した」として提訴しようとしたらしいのですが、EFF(電子フロンティア財団)がエッカート氏を擁護する構えを見せた結果、提訴を諦めた模様だとのことです。盗人猛々しいという言葉が浮かびました。

日本の場合はどうなんでしょうか?とりあえず上に挙げたような事情で、圧倒的なシェアを持つiPhoneに関しては現時点では心配しなくてもよさそうです。Androidについてはシェア一番のサムスンも2番のソニエリも世界標準で作ってるんでしょうから、ソフトが入ってると推測できますが、いわゆるガラスマは果たして・・・??

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