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2013年1月 2日 (水)

仙台初売り、あるいは狂気と紙一重の話二題

201301021 今日2日は恒例の仙台初売りの日。大手スーパーなど元日から営業している店でも、商店街の慣例にならって1日は普通の営業、2日に華々しく初売りを行います。

例年この日は仙台市民総出と言いたいくらい皆が買い物に繰り出すのですが、去年・今年は特に凄いような気がします。特に今年はアーケードのある中央通りなど、まるで七夕並みの大混雑。この写真は多少は人出も落ちた午後ですが、午前中はもっと凄かったんじゃないかと思います。
ヨドバシカメラに行ってみたら、福袋はほとんど売り切れてました。実はヘッドフォンを買おうと思ってたんですが、店内は混雑してるし、レジは長蛇の列だし(ヘビ年なだけに)で、挫折して帰って来ました。

201301023 去年から続くこの仙台市民のやたら旺盛な消費活動は、いったいどうしたものなのでしょうか?もはや狂気一歩手前と呼びたい有様です。

そうそう狂気と言えば――

大阪市の橋下徹市長が今年から、これまで昼休み時間に庁内放送で流していた音楽を中止し、職員の意識改革を促すスローガンに切り替える意向を示している。住民サービス向上に向けた“橋下流”の取り組みともいえるが、職員からすれば安らぎの一時であるランチタイムまでも緊張感を強いられるのかもしれない。

 橋下市長は昨年12月30日、自らのツイッター上で「(市役所は)サービス業であることの意識を来年から徹底していきます」と宣言。その上で、「今、大阪市役所は、お昼になると変な音楽が庁舎内に流れます。それを止めて、来年から組織のスローガンを流していきます」と書き込んだ。

 スローガンの候補案は、「役所事業はサービス業であることを意識せよ」「『前例がないからできない』は言わない」「『担当が違います』は言わない」「朝礼はやってますか?」など。市長は「民間だったら当たり前のこと。皆さんからもご意見を!」と呼び掛けている。

(産経ニュース)

狂ってる…完全に狂ってる…

最初この記事を読んだ時、私は昼休みになると延々1時間、スローガンとやらが流れ続けるのかと思いました。大阪って北朝鮮か文革時代の中国なの?それとも新興宗教??

でもさすがにそれは異常すぎるし、一体何なんだろうこの話は?

そもそも昼休みでも普通窓口業務は交代でやってるでしょうから、その時間に音楽が流れるというのも?だし、橋下市長の言う「変な音楽」というのもどんな音楽なのか気になる。なんかよく分からん記事だなあと思い、ネットをいろいろ漁って見たら、2ちゃんねるに回答が載ってました。

なんとまあ!この話、実はずっと音楽が流れてるんじゃなくて、12時15分になると昼休みを知らせるチャイムの代わりに音楽が流れるというだけの話だったのです。
要するに学校だと下校時間にチャイムの代わりに校内放送で「新世界より」の『家路』が流れるとか、デパートで閉店時間に『蛍の光』が流れるとか、それと同じ。だからこのニュース、音楽云々というより、昼休みを知らせるチャイムの代わりに、気持ち悪いスローガンを流すということなんですね。

12時15分、午前中一生懸命働いてようやくリラックスするランチタイム。でもそれを知らせるのはチャイムでもなく音楽でもなく、「刺青は極道の印。公務員の皆さんはやめましょう」などという庁内放送だとしたら。・・・シュール過ぎる。

それにしても気になるのは「変な音楽」です。橋下市長言う変な音楽とはいったいどんな音楽なんでしょうか?
最初に思い浮かんだのは1950~60年代の前衛音楽でした。これは掛け値なしに変な音楽ですし、70年代から90年代の随分聴きやすくなったペンデレツキあたりでも、現代音楽を聞き慣れてない人には「変な音楽」に聞こえるかもしれません。でもどう考えてもそんな曲を庁内放送で毎日流すわけ無いですよね。市長が文句言うより先に、職員が拒否しそう。それとも黛さんが作曲したNHKホールの開幕ベルみたいなのでしょうか?あれは結構「変な音楽」のような気がします。あるいは意外とピンク・フロイドの「ダーク・サイド・オブ・ザ・ムーン」みたいなやつでしょうか?この名作も歌謡曲しか聞かないような人には、十分変な音楽かもしれません。

でもそんなもんじゃなかったのです。橋下市長の言う「変な音楽」とは。――皆さん、心の準備はいいでしょうか?ショック死なんかされたら困ります。なにが出てきても冷静に受け止めて下さい。

なんと大阪市長の言う変な音楽とは、「 大 阪 市 歌 」のことだったのです!

なんかもうね・・・。チャイム代わりに流してる曲は「大阪市歌」の他にもう1曲あって、「小鳥の来る街」という島倉千代子さんが歌った曲。なんでも大阪市民なら知らない人はいないような曲で、大阪のゴミ収集車が流してるのもこの曲なのだそう。(さしずめ仙台市役所で宗幸さんの「青葉城恋唄」を流すようなものでしょうか。あれを変な曲呼ばわりされたら仙台市民の9割は怒るだろうなあ…)

国政を目指すお方だけあって、国歌は口元チェックまでしても(橋下さんがしたわけじゃないですが)、市歌は「変な音楽」になっちゃうんですね。大阪だけにお笑いのセンスは抜群ですな。

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2012年12月 7日 (金)

M7.3、アウターライズ地震でした

201212071 夕方の地震、宮城県北部と南部は震度5弱、仙台市は震度4でしたが、関東も結構強かったようですし、驚かれた方が多かったのではないかと思います。

私は地震発生時はたまたま免震ビルにいて、免震構造の建物での強い揺れというものをはじめて体験しました。ゆ~らゆ~らと、強いのか弱いのか判らない不思議な揺れですね。

JRの在来線は一時全面ストップ。おまけに東北線の仙台以北の一部区間では電車が線路上に立ち往生したため、長時間にわたって踏切の遮断機が降り続けるというハプニングがありました。しかし地震慣れした仙台市民、みな踏切は迂回してたのかさほど渋滞は起きなかったようです。

震源は三陸沖ですが海溝の外側で、いわゆる「アウターライズ地震」だったようです。

三陸沖を震源とする最大震度5弱の地震発生を受けて、気象庁は7日夜記者会見し、今回の地震について、東日本大震災の余震で、海溝の外側が震源となる「アウターライズ地震」との見解を示した。今後、最大震度4程度の余震が発生する可能性があるとして、警戒を呼びかけた。
 アウターライズ地震は、震源が浅く、比較的小さな揺れでも津波が発生する可能性が高いとされている。

(日本経済新聞)

で、震災直後の余震を除いてプレート境界の沖合でM7以上の余震が発生するのは初めてなのだそうです。

さて、アウターライズ地震とその危険性については311の後、さんざん聞かされたと思いますが、ここでもう一度復習しておきましょう。
Wikipediaから――   

海洋プレートが陸地側に潜り込んだ歪みを解消するため陸地側プレートが反発した時に、プレート境界型地震が起こる。歪みはこれから沈み込む海洋プレート側(海溝よりも更に沖側)にもたまっており、海底が隆起している場合がある(アウターライズ・海溝上縁隆起帯)。この歪みはプレート境界型地震の発生によって解消されるとは限らず、プレート境界型地震の前後などに、解消されなかった歪みによってずれや割れが生じ、地震を発生させることがある。アウターライズ(海溝上縁隆起帯)で発生するため、主にアウターライズ地震と呼称される(なお、こちらもスラブ内地震とする場合がある)。
    一般に反り返った先のもっとも高い(浅い)場所が張力を受けて破壊される正断層型の地震が多い。これとは逆に震源が深い場合は圧力が働き逆断層型となる。遠方の海域で発生するため、陸地において地震の揺れそのものによる被害は少ないことがほとんどであるが、1933年3月の昭和三陸地震や2007年1月の千島列島沖の地震のようにM8を超える地震がしばしば発生し、海溝型地震に匹敵する津波災害を引き起こすことがある。このため、津波地震と同様に地震発生直後の避難が遅れて被害が拡大する恐れがある。また、大きなプレート境界型地震の後に発生する場合もあることから警戒を要するものである。

今回は震源の深さ10キロということなので、正断層型ですね、きっと。津波は石巻市鮎川港で1mが観測されたそうです。正断層型のアウターライズ地震は1933年の昭和三陸地震がこの形で、非常に大きな被害が出たというのはご存知だろうと思います。

今後もしばしば311の余震としてのアウターライズ地震は発生するんだろうと思いますが、Wikiにも書いてあるように、揺れが小さいのに大きな津波が発生する可能性があるため、逃げ遅れなどが心配されます。今の時期は311の記憶が生々しいので大丈夫でしょうけど。

7気象庁の永井章地震津波監視課長は記者会見で、東日本大震災の巨大地震(M9.0)の余震の一つであり、懸念された「アウターライズ型地震」の一種との見方を示した。
 その上で「もう少し規模の大きい(M8級の)地震が心配されていたが、その中では小さい方だった。今回の震源の北や南でさらに大きいアウターライズ型地震が起きる可能性が残る」と注意を呼び掛けた。
 (中略)永井課長は、東日本大震災の巨大地震の余震活動は今回のアウターライズ型地震に限らず、まだ収まっていないと指摘。「今後も津波を伴う震度5前後の余震に注意してほしい」と述べた。 

(時事通信)

うー、十分承知してはいるんだけど、厳しいですね。

※ 画像は与兵衛沼。記事内容とは関係ありません。

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2012年11月27日 (火)

仙台で初雪

20121127_yoheinuma 仙台市内は上空に強い寒気が入った影響で小雪が舞い、仙台管区気象台は初雪の観測を発表した。仙台の初雪は平年より3日遅く、昨年より4日早い。
(河北新報)

ぶるるるる…。う~寒いっ、やはり初雪のニュースを聞くと、本格的な冬の到来という感じがしますね。もっとも初雪といっても日中はほんの少し小雪が舞ったかどうか程度で、本格的な雪にはなりませんでした。

与兵衛沼には先々週の週末に2羽白鳥がきました。その後4羽に増えましたが、毎年15羽から20羽近くは越冬に来るので、本格的には12月になってからでしょうか。

今日は仙台駅前で維新の石原慎太郎代表と橋下徹代表代行が街頭演説をやるというので、行ってみました。なぜに橋下氏はあんなに人気があるのか、もしくはあったのか?本当に噂されるような凄いカリスマ性があるのか?仙台ではどの程度の人気なのか?――あたりを確かめたいと思って。

街頭演説は午後2時20分から始まり、まず維新から立候補予定の人たちが挨拶、本来は2時30分頃から石原・橋下両氏が演説するはずだったみたいですが、どうやら2人の到着が予定より遅れたらしく始まったのは45分ぐらいだったでしょうか。その間ずっと立候補予定者数人が代わる代わるしゃべってました。

20121127 場所は裏五番丁のアエル前でペデストリアンデッキと周辺の歩道には群衆が集まってはいたのですが、「鈴なり」とか「黒山」とか言うほどではなく、思ったより少ないなという印象。驚いたのは聴衆の温度の低さで、立候補予定者たちが挨拶しても、演説が終わってもほとんど拍手もなし。まあ誰も知らない人たちですから、しょうがないんですが。

唯一宮城県民なら誰でも知ってる元議員の中野正志氏(宮城2区から立候補予定)にしても、支持者はみな県議時代から三塚博氏系列の自民党の議員としての中野氏を応援していたんでしょうし、いきなり維新から出馬と言われてもしらけるばかりなのかもしれません。

意外だったのは石原・橋下両氏が到着してからも聴衆の温度の低さが変わらなかったことで、もちろん拍手は出たものの、これも「万雷」からは程遠く、特に石原さんの挨拶が終わった後など、まったく熱のない拍手で、この石原嫌いの私ですら気の毒になるほどでした。橋下氏はさすがにもう少し拍手は多かったようですが、これも思ったほどではなく。

石原代表はちょっと言葉がはっきりしなくて、モゴモゴしていたのですが、橋下氏は牛若丸で、彼を義経にそして頼朝にしたいんだと、自分はそのための弁慶になるんだと力説。義経になったら頼朝にはなれないと思うんですが、なぜか短い演説時間の中で、この話を3回も繰り返していました。

橋下氏はさすがにクリアで演説も上手かったです。既存の政治家たちがいかに駄目か、批判していましたが、だったらオール新人で擁立すればいいのに。つまらなかったし寒かったので、私は橋下氏の演説の途中で帰りました。カリスマは特に感じませんでした。

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2012年6月 9日 (土)

東北南部も梅雨入り

20120609 気象庁は9日、東北南部が梅雨入りしたとみられると発表した。平年より3日、昨年より12日早い。 
(時事通信)

今日梅雨入りが発表されたのは、福島・宮城・山形の3県。
でも平年よりわずか3日ですか。去年が遅かったせいか、なんかすごい早い感じが。

最近、仙台市郊外の住宅地に熊が出没して話題になっています。仙台市と言っても、広くて東は太平洋から西は山形との県境まで全部仙台市なので、山間部で熊が出るのは全然珍しいことではないんですが、今しばしば熊が目撃されてるのは折立(おりたて)といって比較的中心部に近い地域。幸い被害は出てないんですが、警察などが警戒を強めてるようです。やはり山に餌がないんでしょうかねえ・・・

一昨日のニュースでしたが、レイ・ブラッドベリが亡くなったんですね。91歳。
最初に読んだのは「華氏451度」だったと思います。もっとも原作読む前にトリュフォーの映画を見てしまったんですが。
ご冥福をお祈りいたします。

さきほど入ったニュース。
テニスの全仏オープンはシャラポワが初優勝。生涯グランドスラムを達成しました。大会後の世界ランキングで4年ぶりに1位に復帰するそうです。

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2012年5月 6日 (日)

新種のシーラカンスの化石発見 ~ニュースの落ち穂拾い Watch What Happens

20120505_jozenji シーラカンスといえば生きた化石として有名ですが、これは生きたシーラカンスではなく化石となった状態で発見されたシーラカンスの話。現生のシーラカンスとは全く異なる特徴を持つ種がかつては生存していたということのようです。

元ネタはナショナル・ジオグラフィックなのですが、最初@niftyニュースの記事が全くワケワカメで頭の中が「?」でうめつくされてしまいました。

今回発見された新種の化石は、1950年代と1980年代にカナダのブリティッシュ・コロンビア州にある州立ワピティレイク公園で収集された。最も状態の良い化石はアルバータ州のロイヤル・ティレル古生物学博物館に、その他の3つの化石はブリティッシュ・コロンビア州のピース地域古生物調査センターに保管されてきた。
「2009年に化石の再調査を行ったところ、自分の目を疑った。2つ、3つ、4つと見つかっていくうちに、ようやく重大な発見だと理解できた。」とウェンドラフ氏は振り返る。
 アメリカのカリフォルニア州にあるロサンゼルス郡自然史博物館に所属するシーラカンス専門家ジョン・ロング氏は、「(レベラトリクスが)2億年続けてきた生活を突然捨てて、ほかのシーラカンスとはまったく異なる役割を占めるとは驚きだ。」と話す。

(@nifty)

元のナショナル・ジオグラフィックの記事に当たったら、ようやく理解できました。これは続報だったんですね。ヘッドラインに載らなかったので気づかなかっただけで、実は元記事は5月4日の@niftyニュースに載ってました。すごく長いのでNGの記事を適当にまとめると――

まずこの化石がいつ頃のものかというと、今から2億5000年前。三畳紀と呼ばれている時代の初期のもののようです。
シーラカンスは2億2000年前からまったく進化してないと言われていますが、どうやら進化をやめた時期よりもっと前には、全然違う種も存在していたようだということなんだろうと思います。

201205061 何がどう違うのかですが、違うのは尾ビレです。
これが新たに新種と分かった化石>クリック!
左が原生種のシーラカンス。
確かに全然違いますね。

201205062 原生種に化石の尾をつけてみました(右図)。なんだかずいぶん精悍になったような気がします。
どうやらマグロの尾ビレに似ているんですね。ということで、研究チームのウィルソン氏によれば「広大な海域を巡回してエサを探し、素早く襲いかかって捕らえていたと考えられる」とのこと。

それでは、現在は主にマダガスカル周辺などの海に住んでいるシーラカンスが、なぜに化石はカナダで発見されるのか?――ですが、三畳紀には地球上の大陸は全部ひとつにつながっていました。いわゆる超大陸パンゲアというやつです。左下がパンゲア大陸の図(Wikipediaより)で、これをみると現在シーラカンスが住んでいるアフリカ大陸東部の海と、この化石が発見されたカナダの東海岸とはつながっていたことが判ります。

20120506 この新種のシーラカンスが他の動きの遅いシーラカンスから別れて進化した理由ですが、これは三畳紀の前のペルム紀の大量絶滅に関係があるようです。発表したウェンドラフ氏によれば「大量絶滅により、海中で高速移動する捕食動物がいなくなった。その隙間を埋めるように、レベラトリクスが進化していったのだろう」とのこと。

一番気になるのは、高速で泳ぐことが出来るいわば進んだ種であるはずのこの広い尾ビレを持つシーラカンスが絶滅し、遅い動きしかできないシーラカンスが現在まで残ったのはなぜかですが、ウェンドラフ氏は、「レベラトリクスは、さらに高速移動能力に優れたサメなどの捕食動物に地位を奪われた」と推測しています。

ウィルソン氏は広大な海域を巡回してと想像していますが、どうなんでしょう?マグロみたいに回遊魚になればよかったのに、1箇所に居たようなきもします。

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2012年5月 3日 (木)

ムンクの叫び、96億円で落札

20120503_toramai ずっと調子が悪く、おまけに風邪までひいてしまって、更新を2日休んでしまいました。体調が戻るまで、しばらくの間は休み休みいきたいと思います。

さてムンクの「叫び」が96億円で落札したんだそうです。え!?あの有名作を美術館が手放したの?と一瞬思いましたが、これは有名なオスロの美術館にあるやつではなく、個人所蔵だったパステルで描かれたヴァージョン。

競売大手サザビーズによると、ノルウェーの画家エドバルト・ムンク(1863~1944年)の代表作「叫び」の競売が2日夜、ニューヨークで行われ、1億1992万2500ドル(約96億1千万円、手数料込み)の高値で落札された。同社によると、絵画の競売落札価格としては史上最高という。同社は8千万ドル以上で落札されると予想していた。4点ある「叫び」のうち1895年のパステル画。
(共同通信)

画像はこちら>クリック!

こんな綺麗なヴァージョンもあったんですね。
CNNニュースによればこの絵はノルウェーの実業家ペッター・オルセンという人が所蔵してたそうで、オルセン氏の父親がムンクと親交があったんだそうです。パステルであること、背景の人物が一人横を向いてることが特徴です。

ちなみに有名なオスロ国立美術館のはこちら。>クリック
ムンク美術館に展示されているうテンペラ画のヴァージョンはこちら>クリック
ついでながらムンク作品は日本とアメリカでは著作権が切れてパブリック・ドメインになってますが、ノルウェー本国ではまだ著作権が生きてるそうです。

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2012年4月28日 (土)

火伏せの虎舞の前夜祭/最古の弦楽器

20120428_toramai 明日は宮城県加美町・中新田地区のお祭り「初午祭り」の日です。県の重要無形文化財にもなっている「火伏せの虎舞」が行われるのですが、それに先立って今日は前夜祭として、地元の稲荷神社と八幡神社に虎舞の奉納が行われました。(この写真は八幡神社で撮ったものです。)

が、今日はちょっと疲れてるので、詳しくは明日の本番分も含めて後日書きたいと思います。

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青森県八戸市にある紀元前1000年ごろ(縄文時代晩期)の是川中居遺跡から出土した木製品が、現存する世界最古の弦楽器の可能性があることが、弘前学院大(青森県弘前市)の鈴木克彦講師(考古学)らの研究で28日までに分かった。鈴木講師は、弥生時代の登呂遺跡(静岡市)などから出土した原始的な琴と似 ていることから「縄文琴」と命名し「日本の琴の原型ではないか」と話している。
(共同通信)

写真はこちらです>クリック!

確かに楽器のような感じはいたしますね。でもなんかこれだけでは何がなんだか判らないので、詳しい記事を探しました。東京新聞にありました。(というか最初の2段が文章一緒なので、@niftyニュースが共同のリード部分だけしか載せなかったんですね、きっと。)

木製品は長さ約五十五センチ、幅約五センチ、厚さ約一センチの細長いへら型。上部に四角い突起、下部に直径約一ミリの穴や刻みがあるのが特徴。杉かヒバのような材質でできている。
 鈴木講師らによると、毛髪や麻などを素材とする弦を数本、穴に通して張り、指や木の枝ではじいて演奏したとみられるという。


 世界最古の弦楽器は、中国湖北省随県で出土した紀元前四三三年ごろのものとされている。この木製品が弦楽器なら、それより五百年余りさかのぼることになる。

 是川中居遺跡では一九二六年以降、同じ形状の木製品が計二十本発見されている。同様の木製品は、いずれも縄文時代の忍路土場(おしょろどば)遺跡(北海道小樽市)、松原内湖遺跡(滋賀県彦根市)、亀ケ岡遺跡(青森県つがる市)でも見つかっている。

 鈴木講師は七八年に弦楽器説を発表。滋賀県の発掘チームは機織り具と主張し、見解が分かれていた。鈴木講師は二〇〇八年夏ごろから再び研究を開始。機織りに役立たない突起や、作業の妨げになる穴があり、機織り具とは考えられないと結論づけた。
 その上で弘前学院大の笹森建英特任教授(音楽学)とともに復元品を作製。笹森特任教授が実際に演奏し、弦楽器として使えることを証明した。二人は今年二月、報告書にまとめた。

(東京新聞)

それでその復元品を演奏してる写真がこちら>クリック!

単純に私が音楽好きだからでしょうか。やはり機織り具よりも楽器のほうが夢があっていいような気がします。

(なお、記事中に出てくる忍路土場遺跡などの発掘品はWikipediaを見たら、すでに縄文琴としての扱いがなされていました。また滋賀の松原内湖遺跡に関しても、滋賀県教育委員会のページで、弦楽器の可能性が述べられています。)

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2012年4月17日 (火)

平安遷都の年に南海地震? ~ニュースの落ち穂拾い Watch What Happens

20120417tojitemplekyoto 南海地震は100年程度の周期で起きているとされるが、この地震の前後約200年間の記録はこれまでに見つかっておらず、その「空白期間」を埋める地震だとしている。
 今津勝紀准教授(岡山大・日本古代史)によると、日本の正史の一つ「日本後紀」などの内容を抜粋した「日本紀略」(平安時代に編纂)に、延暦13年7月10日、「宮中並びに京畿官舎及び人家震う。或いは震死する者あり」との記述があった。その2年後には、四国の海沿いを巡る古代の街道「南海道」を廃止し、後に新たに道を設けたと記されていた。
 今津准教授は、街道の廃止は、巨大地震による大津波被害のためだったとし、その震源域が太平洋側と推定されることから、南海地震だったと判断した。

(読売新聞)

南海地震の過去の記録では、以下の様なものが残されています(Wikipediaによる)。

684年11月26日(11月29日)
887年8月22日(8月26日)
1099年2月16日(2月22日)
13世紀前半頃
1361年7月26日(8月3日)
1498年6月30日(7月9日)
1605年2月3日
1707年10月28日
1854年12月24日
1946年12月21日

20120417haitaka_jinja_shrine_steps なるほど、こうして見るときっかり100~150年の間隔で起きているのに、684-887と887-1099の間だけ欠けてます。たしかにこの684-887の間に794年が入るとぴったりおさまりますね。これらの地震のうち1946年の昭和南海地震はM8.0。それ以外はあくまでも推定ですが、M7.9~M8.6と非常に大きな数字が考えれています。

間隔の一番短いのは1854-1946で、92年。ということはとりあえず2038年からが山ということでしょうか。あと26年。地震調査委員会によると、地震発生確率は10年以内は20%程度、20年以内は60%程度、30年以内は90%程度ということになっています。
でもその前に東海地震が単独で起きないとも限らないし、もちろん油断は出来ません。

20120417chikyu_1 地球深部探査船「ちきゅう」がいま、震災の震源地で断層の調査を行ってるんだそうですね。

東日本大震災で起きた巨大津波のメカニズムを探るため、海洋研究開発機構の地球深部探査船「ちきゅう」(5万6700トン)が、地震の摩擦熱が残る海底断層を掘削する世界初の調査を進めている。
読売新聞社機「てんくう」で16日、宮城県・牡鹿半島の約220キロ沖に停泊してドリルパイプを海底に下ろす「ちきゅう」の上空を飛行した。
(中略)
調査海域は水深6910メートル。大震災の震源域を含む、海底下1000メートルまで2本の穴を掘って温度計を設置。岩石に残った熱から、巨大津波の原因となったとみられる断層のずれがどのように起きたのかなどの解析を行う。調査は5月24日まで実施する。
(読売新聞)

前にとある放送局のニュースデスクに「被災地は今はずっとやってきたから、潜水艇をチャーターして震源地は今をやりましょう」と言ったら、すごく《可哀想な人》扱いされたんですが、ホラァ、ちゃんと震源地でも動きがあるんじゃないですか。

読売新聞のサイトで映像も見れます。と言っても船だけで、深海の様子が見れるわけではありませんが。

※最初の写真は京都の東寺。2枚目の写真は江戸時代の津波の記録が残る高知県宿毛市のはいたか神社の石段。3枚目は地球深部探査船「ちきゅう」。いずれもWikipediaから。

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2012年4月14日 (土)

ピンクの豹 ~ニュースの落ち穂拾い Watch What Happens

20120414 昨日のシャープの IGZO パネルのニュースですが、その後 AV Watch に続報も入ってました。少し誤解がありましたので、訂正方々詳細を追加しておきます。

まず液晶モニター向けの32インチと、ノートPC向けの10インチはいずれもサンプル出荷だそうです。今月中にはサンプル出荷による試作品が一般の消費者の目に触れるかもということです。楽しみです。

でもなんかおかしいとは思ったんですよね。ノートPCの10インチなんて、昨日も書いたパナのJシリーズを除けば、ほぼネットブックの規格。安さが売りのネットブックでこんな高級パネルを使うわけがないので、もっと多様なサイズを揃えなかったら商売にならないんじゃないだろうかと思ってました。サンプル出荷ですから引き合いがあったらカスタマイズするということなんでしょう、きっと。
また今年度中にはシャープ製のタブレットと液晶モニターに IGZO パネルを使ったものが出てくるそうです。

意外なことに IGZO は32インチより大きなパネルには向かないのだそうです(技術的には可能)。一つは大型テレビの視聴距離の問題で、そんなに高精細でなくてもよいというのと、もうひとつはタッチパネルの高精細化も IGZO の特色ですが、それも大画面テレビでは生かせないということのようです。
シャープは60インチ以上のテレビを北米ではエリート・ブランドで発売して、シェアをほとんど握っています。将来的にこれらは4Kに置き換わることになると思われますが、発売が待たれる60インチの4K2Kテレビは、IGZO ではなく普通の液晶(アモルファス)になるということですね。

すでにタブレット端末向けの IGZO パネルは量産出荷を開始しているそうですが、今回のサンプル品とは使用が異なっており、仕様および外販先については公表できないとのこと。つまり「公表できない」というのが公表になっていて、 iPad の Retina ディスプレイと言うことですね。

南アフリカで、ピンクの豹が発見されたそうです。

こちらが写真>クリック!

ちょっと期待はずれでしょうか…
ナショナル・ジオグラフィックによれば、このピンクの豹は、南アフリカのマディクウェ動物保護区(Madikwe Game Reserve)で発見されたもの。「アフリカヒョウの体表は黄褐色の毛に黒い斑点が一般的」だそうで、この豹だけがなぜピンクになっちゃったのかについて、

(アメリカの動物保護団体)パンセラのリーダー、ルーク・ハンター氏は、いわゆる赤髪症ではないかと推測する。遺伝子疾患の一種で、赤い色素の産生過剰または黒い色素の産生不足を引き起こすと考えられているが、詳細は解明されていない。
(中略)
ハンター氏によると、肉食動物の赤髪症は非常にまれであり、確認例のほとんどはアライグマ、アナグマ、コヨーテだという。
「博物館に保管されている斑点模様のヒョウの皮膚や、黒色素過多症の個体(黒ヒョウ)の中には、うっすらと赤みがかっているケースがいくつかある。だが原因は単なる色あせの可能性が高い」とハンター氏は述べる。
黒色素過多症とは、動物の皮膚や体毛、羽毛などで黒やそれに近い色の色素が異常に多くなる状態を指す。

写真が公表されたヒョウは健康状態が良好そうで、特異な毛色で病弱だという可能性も低いとハンター氏は推測する。「どこから見ても健常だ」。
ヒョウは狩りをする際、獲物に4メートル前後まで忍び寄ってから奇襲をかける。カモフラージュの役割を果たす毛柄がそれを可能にしている訳だが、淡いピンク色でも問題ないようだ。
心配なのはむしろ、マディクウェ動物保護区の周辺の狩猟場だとハンター氏は話す。保護区の外へ出た動物は保護対象から外れ、合法なスポーツ狩猟の標的になってしまうのだという。「多くのヒョウがこの運命をたどっている」とハンター氏は語る。

(ナショナル・ジオグラフィック)

とのこと。

ブレイク・エドワーズ監督の映画「ピンクの豹」の話だと思った方には、ごめんなさい。

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2012年4月13日 (金)

シャープはいま

20120413_sharp_kameyama ソニー同様に赤字幅の拡大が半端じゃないシャープですが――

シャープ株式会社は、酸化物半導体(IGZO)を採用した高精細液晶パネルの生産を開始したと発表した。
従来に比べ、薄膜トランジスタの小型化が可能で、画素あたりの光の透過量を高め、低消費電力化も図れるという酸化物半導体の採用について、同社では2011年から実用化を予告していたが、このたび3つの製品の本格的生産が発表された。
液晶ディスプレイ向けとして、32型が解像度3,840×2,160ドットで、画素密度が140dpi。高精細ノートPC向けとして、10型が2,560×1,600ドットで、300dpi。タブレット向けとして、7型が800×1,280ドットで、217dpi。

(PC Watch)

IGZOパネルについてはすでに去年、実用化の発表がされていて、多くの人が具体的な製品を待っていました。この3月から生産が開始され、4月から本格生産に行ぐぞーということのようです。

IGZOパネルがなぜIGZOなのかというと、使用される酸化物半導体というのが
In インジウム
Ga ガリウム
Zn 亜鉛
から構成された
Oxide 酸化物だから。
なんでもこれまでの液晶パネルを作ってきたアモルファスの製造設備を少し改良すればOKなのだそうで、その結果テレビ不振でお荷物になっていた亀山工場が活用でき、さらに新規設備投資もしないですむということで一石二鳥のようです。

シャープの高精細ディスプレイは、きょう発表されたものの他にアップルの新型iPadへの提供があるはずです。ただアップルはどこの社にどれだけ発注したかというようなことは明らかにしませんし、供給した社も決して発表しません。――なのでアップル関連は何がどうなってるのか本当のところ判らないのですが、シャープのパネルが本格的に使われるのは4月中旬からという噂が駆け巡ってはいました。今日の発表に Retinaディスプレイに該当するものはありませんが、いろいろ考え合わせると、やはり噂は正しいのかも知れません。

いずれにせよ今回発表されたのは自社ブランドでのIGZOパネル製品化ということですから、かなり興味深いものになりそうです。iPad用のRetinaディスプレイは9.7インチで、2048×1536ピクセル、264ppiですから、スペック的にはタブレット向けはiPadより劣り、ノートPC向けはiPadを上回る高精細ということになります。なかなか上手い商売ではないかと思います。

惜しいのはノートPC向けパネルのサイズで、12~13インチぐらいの大きさがよかったと思います。実際今売れてるのは13.1~13.3インチと15.6インチですから。もろにタブレットと競合するサイズというのは不利でしょうし、そもそも10インチで有名な製品と言ったらパナソニックのLet's Note Jシリーズぐらいしか思いつきません。売れるんでしょうか?

タブレットはAQUOSで出てくるんだと思いますが、ノートPCと32型の液晶ディスプレイもシャープのブランドなのか他社への供給なのかは判りません。

※亀山第二工場の画像はWikipediaからです。

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