テレビ

2012年4月16日 (月)

NHKの4月編成はどうでしょう

20120416nhk FMとテレビの音楽番組。大変身&小変身して、2週間が過ぎました。ご覧にあるいはお聞きになった方はどんな感想を持たれたでしょうか?

鳴り物入りで登場した『ららら♪クラシック』。既に3回放送されていて、最初の2回だけ見ました。意外にも(失礼!)なかなか良かったように感じました。
放送前は入門番組は総合でやるべきと思ってましたが、実際の番組は必ずしも入門者向けということでもないようです。それに石田衣良&加羽沢美濃というMC陣のノリも完全に教育向けで、これを総合でやったらちょっと数字的に苦しいんだろうなと言う気もします。

今度の日曜日22日はタイトルが『N響スペシャル(1)巨匠たちとの名演の軌跡』。あれ?なんだか『N響アワー』と全然変わらないような??

1)歌劇「ルスランとリュドミーラ」序曲 ヴェデルニコフ
2)「管弦楽のためのラプソディー」 外山雄三
3)ブラームス 交響曲第3番~第3楽章 サヴァリッシュ
4)「道化師の朝の歌」 デュトワ
5)ベートーヴェン 交響曲第1番~第4楽章 ノリントン

巨匠たちとの名演に間違いはないだろうと思いますが、ちょっと散漫かなあという気がします。

一方FMですが、一番の大きな変化は日曜日午後の4時間枠が金曜日に移ったこと。番組名も『オペラ・ファンタスティカ』となったわけですが――
私は最初の金曜日、バレンボイムとスカラ座の「ドン・ジョヴァンニ」の放送をうっかり聞き逃してしまいました。ああ、もう・・・まあ、これは他のメディアでも視聴できるでしょうから、いいですけど。

今週の金曜日は、残念ながらライヴではなく、なぜかカルロス・クライバー特集。
DG盤の「魔弾の射手」全曲にベートーヴェンの7、4番(オルフェオのCD)。ニューイヤーコンサートのCDから「こうもり」序曲と「春の声」って…??『オペラ・ファンタスティカ』の看板に偽りありな気が。

かつての『オペラアワー』でもライヴ録音だけでなく、LP音源のものを放送する回がありましたから、昔に戻ったとも言えます。昔はオペラの全曲盤を買うのは一大決心がいりましたが、いまは古い録音はかなり安く買えます。クライバーの「魔弾の射手」ほどの有名な録音なら、図書館などでも所蔵してるところも多いでしょう。CDの放送でもいいんですが、出来たらなかなか聞けない演奏家とかレパートリーとか、何かもう一つ工夫が欲しいところ。

震災以後片付けるのが面倒で、以前の部屋は使わないことにしたんですが、床に落ちてるFMfanを2冊ほど拾って来ました。
2冊とも2000年ですから12年前のものですが、日曜の午後はどんな番組をやっていたのでしょうか?

6月11日 海外クラシックコンサート《ロイヤル・オペラ新シーズンの公演から》ということで、
モーツァルト/歌劇「皇帝ティトゥスの慈悲」ニコラス・マッギガン指揮
ヴィンソン・コール、カサロヴァ、P・シューマン、エルツェ、ドノーゼ、レガッツォとなかなかなキャストです。FMfanにアンダーラインが引いてあるので、録音してると思うんですがなんか記憶が…

7月8日 海外クラシックコンサート《ヴェルディ没後100年記念/パリ・シャトレ座公演》
ヴェルディ/歌劇「オテロ」チョン・ミョンフン指揮
クーラ、マッティラ、マイケルス=ムーア。マッティラだから確実に録音してるはず。でもこれまた記憶が…

※画像のバックのNHKの写真はWikipediaからです。

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2012年1月21日 (土)

N響アワーが終了

20120121mito その前に、これは昨日のニュースだったんですが、小澤さんが水戸室内管の20日の公演をキャンセル。22日の東京公演もどうなるか分からないとのことです。

指揮者の小澤征爾さん(76)は20日、水戸市での水戸室内管弦楽団第83回定期演奏会の指揮を、体調不良のため降板した。
演奏会は19日に水戸芸術館で始まり、小澤さんは時折椅子に座りながらも、予定されていた3曲中2曲を約40分間、指揮した。20日は体力が回復しなかったため、東京都内の自宅に帰ったという。同日の演奏会は指揮者なしで行われた。22日から25日まで東京などで公演が予定されているが、小澤さんの出演は未定。

(毎日新聞)

キャンセルになった本日の水戸室内管のコンサートは差額1万円~6000円の払い戻しがあったそうです。

水戸芸術館のHPによりますと、19日の演奏会終了後、

>小澤氏はかつて経験したことの無いほどの大変な疲労を感じ、本日の演奏会に向けて体力の回復に専念しましたが、今日になっても演奏会で指揮をすることができる体力を取り戻すことができませんでした。

ということです。ちょっとまずいですね。
東京公演については、水戸芸術館は吉田秀和館長の名前で、ギリギリまで分からないのでという緊急メッセージを出しています。

20120121_nhk_broadcasting 「ザテレビジョン」によると、教育テレビの音楽番組「N響アワー」がこの3月で終了することになったそうです。
「N響アワー」は名前の通りNHK交響楽団の演奏を紹介する番組。なんと1980年から30年以上も放送されてきました。現在の放送時間帯は日曜夜9時~10時。

後番組は作家の石田衣良さんと作曲家の加羽沢美濃さんが司会を務める「ららら♪クラシック」。
なんでも毎回、演奏家や作曲家、音楽の生まれた町などにスポットをあて、クラシックの意外な面白さを紹介するそうです。クラシック初心者で「聞いてみたいけど、何から始めていいのか」という人にも気軽に楽しめる番組なんだそうです。またN響の演奏だけでなく、バレエも含め色々なジャンルの音楽が紹介されるようです。

どうなんでしょう、これは。
そうでなくてもNHKの地上波ではどんどんクラシック番組が減ってきています。この「N響アワー」も前はもっと放送時間が長かったと思うんですが、今は1時間。交響曲の一部割愛など平気で行います。先日はデュトワ指揮のマーラー8番を第1楽章の後、いきなり第2楽章の途中に移ってずっこけました。
ということで「N響アワー」も本格的な音楽番組とは言えない部分もあるのですが、それでも残された数少ないクラシック番組の牙城という感じではありました。それに以前は池辺晋一郎さん、今は西村朗さんという第一線の作曲家の話が聞けて、そこにも価値があったと思います。

初心者が気軽にクラシックを楽しめる番組を作るのは大賛成ですが、それは総合でやって欲しかったと思います。結局地上波では教育テレビにあっても芸術・伝統芸能関連の番組はどんどん減らし、見たい人はBS契約して下さいということなんでしょうけど。なんかむかつく。

※ 水戸芸術館とNHKの写真は Wikipedia から。

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2011年11月 7日 (月)

大塚さんが急性白血病で入院!

20111107_otsuka 昨日フジテレビが発表したそうなので、すでにご存じの方も多いと思いますが、キャスターの大塚範一さん(63)が、急性リンパ性白血病になられたのだそうです。

フジテレビによると、大塚キャスターは10月末、何げなく自身の首周りを触ったところ、しこりを発見。今月2日から「体調不良」として同番組を休み、病院で検査を受けたところ「急性リンパ性白血病」と診断された。
 現在は都内の病院に入院中で、今後、抗がん剤を用いた化学療法を受けるため準備をしているという。自らの考えで病名を公表して闘病することになった。同局は「今後の番組復帰については、治療経過を見つつ、医師サイドおよび本人と相談して決定したいと思っています」としている。

(スポニチ)

驚きました。
白血病というとオペラ好きはどうしてもカレーラスとヴァレンティーニ=テッラーニを思い出さずにはいられません。カレーラスの場合、急性リンパ性白血病で当時最先端の医療であった骨髄移植を受け、奇跡的回復を果たしました。(ヴァレンティーニはリンパ性ではなく急性骨髄性白血病で、移植の甲斐なく亡くなってしまいました)。

カレーラスが手術したのは1987年のことですから、今から23年前。いまは遥かに医学は進んでいると思います。もちろん今でも急性リンパ性白血病は大変な病気ではありますが、治療によって小児では80%、成人でも60~80%は完全寛解するとのことなので(Wikipediaによる)、大塚さんも再び元気な姿を見せてくれることと思います。

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2011年7月25日 (月)

ギャル曽根が結婚 & 人の徳の不思議

20110725 ギャル曽根といえばほっそりしてるのに想像を絶するほどの大食いで一世を風靡したタレントですが、このほど9歳年上の一般男性と結婚したそうです。おめでとうございます。
一般男性といっても制作会社のディレクターのようなので、まあ業界人ということですね。(勝手に)すごくファザコンっぽい雰囲気の子だなと思ってたので、なんだか9歳年上というのに、すごく納得です。

ギャル曽根は見た目と大食いのギャップという珍しさに加えて、いくらでも食べられるという不思議さで視聴者の興味をひき、一時は視聴率女王とまで呼ばれました。
とにかくどんな番組でも彼女が出た回は、数%は数字がアップすると言われたものです。

そんなギャル曽根がある時を境に、ぱったりと露出が減ってしまいました。

私は彼女が(番組名は忘れましたが)細木数子の番組に出た時がターニング・ポイントだったのではないかと思います。
彼女はその中で今の自分がこのままではタレントとして立ちいかなくなること。そのために悩んでいることなどを告白。これまでの明るく美味しそうに食べまくっているギャル曽根とは全く違う、暗~い少女像を示して驚かせました。

でもこれは明らかに失敗でした。視聴者は天真爛漫に食って食って食いまくっては幸せな表情をするギャル曽根が楽しくて見てたのです。
それなのに笑顔の裏には、そんな暗い表情が隠れてたなんて。

どう考えても番組のスタッフにのせられて、細木数子のアドヴァイスが映えるように、暗いキャラをつくらされてしまったのだと思います。
もちろんあるいは本当に行き詰まってたのかもしれません。でもそれを見せるべきではありませんでした。

そして彼女はその番組がオンエアされた時期あたりを境に、急激にテレビ画面から消えて行きました。

細木氏に消されたタレントは他にもいます。名前を変えろと強要されたタレントたちです。
たとえば おさる。モンキッキーという名前を付けられ、しばらくはそれで活動していましたが、だんだん見かけなくなりました。その相方のコアラはハッピーハッピーという名前にさせられ、当然ですが消えました(ハッピーハッピーの場合は名前のせいだけではなく、本人も悪いんだろうと思いますが)。
お笑いコンビのX-GUN(バツグン)はこともあろうに、丁半コロコロなどという名前に変えられました。こんな賭博推奨みたいな名前ではNHKでは絶対に使ってもらえないし、ローカル番組でも堅い会社がスポンサーだったら絶対無理でしょう。全国ネットの番組に出られないタレントがローカルにも出られなかったら、もう最悪です。でも再びX-GUNに名前を戻して以来、少し仕事が増えているようです。

ウッチャンナンチャンの番組で一種の罰ゲーム的に改名させられた海砂利水魚(現・くりぃむしちゅー)とバカルディ(現・さまぁ~ず)が、改名後は冠番組を持つようになり、いまやテレビで見ない日はないくらいに活躍しているのを見ると、名前をつける側の人徳というものをつくづく感じざるを得ません。

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2011年7月24日 (日)

アナログ放送終了

20110724 国が発表している地デジ普及率の、統計のまやかしという問題。
デジタル圧縮するための数秒のタイムラグ。
地デジ対応TVに買いかえられない世帯の問題。
大量に廃棄されることになるアナログTV。買い替えが進んでいないとみられるカーTV。
そもそも根本的に問題があるB-CASカード。

さまざまな問題を抱えつつ、今日の正午にアナログ放送が終了、地上デジタルに完全移行しました。おそらく現在は音楽にブルーバックのテロップが流れているはずですが、深夜0時に砂嵐になるみたいです。

ただし震災の被害が大きかった岩手・宮城・福島の3県は、来年3月末までアナログ放送が継続されます。(上の画像は終了後の宮城県で放送されたアナログ放送のキャプチュアです。)

なおケーブルテレビの場合はCATV側がデジアナ変換してアナログでも送り出すので、2015年3月までアナログテレビがそのまま使えることになります。
パソコン内蔵のチューナーがアナログで、今のところPCを買い換えるつもりがないとか、どうしても地デジにしたくないという人の場合は、ワンセグを買うのがいいかもしれません。画質は落ちますが。

私は以前からアナログ廃止には反対でしたが、残念ながら力及ばず(といっても特に積極的に反対運動をしていたわけではありませんが)終わってしまいました。

終わったものは終わったのでしょうがないわけですが、国はこれで「はいお仕舞い」というのではなく以下の2点だけは考慮し、このあとも何らかの対処をして欲しいと思います。

(1)ひとつは地震速報や災害報道などから、アナログテレビしか持っていない人が排除されること。この時期にまだ地デジに変えてない人は、当然インターネットなどもやってない可能性が大きいでしょうから、その人達は台風情報や事故情報、天気予報からも遮断されることになります。

(2)もう一つはB-CASの諸問題が解決されていないこと。B-CASが廃止になるまでは、地デジに全面的に賛成はできないと考えています。(ただしB-CASの一番の問題点だった利用者登録制度はこの3月末をもって廃止された。)

私の場合、仕事が仕事ですからやむをえず家にあるTVのうち2台はデジタルになってしまっています。自宅のアナログはテレビ1台+PC用のチューナーだけなのですが、PCにもケーブルをつないでいるので、2015年まではこのまま行くつもりです。

でも宮城県に住んでいてこういうことを言うのもなんですが、なぜ被災した3県だけが来年3月までアナログ放送延長になるのか、実はよく分かりません。
津波でテレビが流されたり、壊れたりした人は新たに買うでしょうから、自動的に地デジ対応になるはずです。
津波の被害を受けてない人は、全国の他の地域と同じ条件です。

そうすると「地震・津波の被害を受けていて、テレビが流されたり壊れたりはしていないけれど、家の修理などにお金を使うからテレビを買う余裕のない人」向けの配慮ということなのでしょうか?

東北の場合、キー局が総てVHFの東京などと違って、UHFの局があるため(宮城県の場合は日テレ系とテレ朝系)、普通の家庭にはVHFとUHFの両方のアンテナが建てられています。つまり本来なら関東圏の多くの地域よりも、地デジ移行はラクなはずなのです。アナログ放送の廃止は、むしろ東北よりも関東のほうが切実な問題なんじゃないかという気もします。(ただしUHFアンテナでもオールバンド対応じゃないと受信できないケースがあるので、ご用心。)

まあチューナーを配る的政策よりは、アナログ放送延長のほうがお金もかからないし(アナログ放送の費用を負担するのは地元テレビ局になる)、いかにも被災地に配慮してるふうなのはわかります。

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2011年5月29日 (日)

再ブレイク

20110529 Google日本語入力で「おかもとなつき」と入れたら、即座に正しく岡本夏生と変換。

いま一番勢いのある女性タレントといえばもちろんこの岡本夏生ですが、彼女はなぜこんなにも急激に復帰したんでしょう?というよりなぜ今まで10年以上も静岡ローカルに潜んでいたんでしょうか?

本人によればある日突然仕事がパタッと無くなったんだとか。ネットでは親の介護のために静岡の実家に帰っていたんだという噂も流れていますが、真偽のほどは分かりません。

有吉弘行以来、再ブレイクするタレントが増えてるような気がしますが、彼女は潜伏期間が長かっただけに、突然の爆発は眼をみはるものがあります。

よく知られていることですが、いま彼女は被災地に支援物資を運ぶ活動をずっとやっています。震災直後の一回だけでなくて継続的にやっているのが凄いなと思います。
男女の下着や靴下などを大量に購入して、現地に自分で届けてるようですが、商品のままの状態で持ち込まれても避難所の人には迷惑だろうからと、すぐ着れるようにタグを外してもっていくとか細かい心遣いがさすがです。

タグ外しに都内でボランティアしてくれる人を3人ぐらいブログで募集してたんですが、20人も集まったようです。そのボランティアの条件というのが男性はダメで、女性とオカマに限るというもの。それも彼女らしいところですが、ここで注目すべきはブログではオカマとかオカマの人とか書いてる彼女が、NHKではニューハーフと言ってるところ。
天真爛漫に喋りたいことを喋ってるようですが、ちゃんと場に応じて言葉を使い分けてるんですよね。オカマとニューハーフでは意味はちょっと違いますが、考えた結果、意味的には不正確になってもNHKではこっちが良いと考えたのでしょう。たぶんこれが出来てこその今なんだろうなと思います。(まあ、リハーサル段階でNHKから注意された可能性もありますが。)

彼女の人気、テレビ界における今の地位を形作っている要因は何なんでしょうか?
もちろん一つは話が面白いことです。でも無論それだけではありません。

再ブレイク後の彼女はとにかく言いたいこと、主張したいことをはっきりと言う。これが今のテレビ界の需要にぴったりあったんじゃないかと思います。
これまでにもやたら喋りたい放題喋ってる女性タレントというのはいました。しかしそれはサッチーとか細木数子とか、なぜ視聴率がとれるのかとうてい理解できない不愉快なタレントばかりでした。上から目線の説教が、なぜにあれほど人気があったのか??

でも岡本夏生の場合ははっきりと言いたいことを言い切って、不愉快さを感じさせない。しかもそれは決して上から目線にならない。このあたりが新しいし、かつ最も重要なところではないかと思います。
またセックスの話題も含めて、包み隠さずという感じでしゃべるものの、上記の言葉遣いの点のようにぎりぎりの線で、局、番組に対応した配慮があるので、露骨と眉をひそめる前に笑ってしまう。

この原稿を書くためにネットを漁っていたら、昔彼女にお世話になった(<色んな意味で)当時の若いADたちが、今や立派なプロデューサーやディレクターになって、彼女を使い出したんじゃないかという発言がありました。まあ、実際どうかは分かりませんが、さもありなんと感じさせるのが彼女ならではでしょう。

杉田かおるが、子役時代は態度がクソ生意気で、今も「絶対にあいつだけは使わない」と言ってるディレクターの話を聞いたことがあります。他にもたぶん同じことを思ってるDやPは少なくないことでしょう。

だから岡本夏生が、ちょうどその逆のパターンだったとしても、もちろん驚きはしません。どう考えても失礼な連想ですが、彼女なら笑って許してくれるでしょう・・・

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2007年1月26日 (金)

あるあるへの抗議1万件

20070126gizan 「発掘!あるある大事典2」の納豆データ捏造事件で、フジテレビ系列への視聴者の抗議・批判の電話が9200件を越えたそうです。
この約1万件という数は、ことの重大さに比して多いのでしょうか?少ないのでしょうか?

最近テレビ局への抗議で話題になったものと言えば、なんといっても紅白歌合戦でのDJ OZMAの裸に見えるボディスーツ事件。
この時はNHKに対する抗議は放送中の集計で252件(11時45分の段階)。放送後、1月10日までだとあわせて1796件の抗議がありました。

昨年8月2日のボクシング、亀田×ランダエタ戦については判定が八百長じゃないのかという抗議や、亀田の対戦相手への態度に対する批判、番組のつくり方への批判などが、翌3日の午後7時までで電話・メールあわせて3万9880件もしくは5万5393件。もしくはというのは当時は情報が錯綜していたみたいで、今検索すると2種類の情報があって、どっちが正しいのかよくわかりません。とりあえず多い方をとってみましょう。

さて、これらの番組の視聴率はそれぞれどのぐらいあったのでしょうか?

問題となった「発掘!あるある大事典2」の1月7日放送分の視聴率は14.5%(関東地区)。

8月2日の亀田×ランダエタ戦は42.4%

紅白歌合戦は後半部分が39.8%

抗議件数を視聴率でわってみましょう。

あるある大事典 9200÷14.5=634.5
亀田ランダエタ 55393÷42.4=1306.4
紅白歌合戦   1796÷39.8=45.1

仮に「発掘!あるある大事典2」を指数とすると、
「亀田×ランダエタ戦」は2.1
「紅白歌合戦」は0.07ということになります。

亀田にかんしては2ちゃんねるでいわゆるマツリになったりして、一人が複数の抗議を行ったことも考えられます。また抗議電話の件数も同じ日数で集計してるのではありません。それにいずれの番組も必ずしも見ていた人だけが抗議・批判の意見を述べたわけでもないでしょうから、視聴率で割るということが意味あるのかないのか、ちょっと分からないですけど。

でもなんとなく示唆的ではあるような気がします。ちょっと考えただけでも、

1)日本人はアメリカ人などにくらべて、裸に対しては抵抗が少ないこと。
2)スポーツに対しては、多くの日本人が「正々堂々」を求めていること。
3)テレビなんてどうせヤラセじゃん、みたいな考えで、最初からテレビには何も期待していない人も少なからずいること。(スポーツの疑惑に対する抗議の半分であることから。)

などなどが浮かんできます。
1と2はいいとして、3は私としてはちょっと困ってしまいます。決してそんなことはないんですけど。

捏造というとどうしても宮城県での前期旧石器遺跡の事件を思い出さざるを得ないのですが、あの事件で前期旧石器の遺跡など、誰も信じなくなりました。
あれを思うと、これをきっかけにテレビ番組全体が信用を無くすんだろうかという、漠とした不安があります。信用は失うのは簡単だけれど、再度築き上げるのには、何年もときには何十年もかかるでしょうし。

写真:銀山温泉の続き

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2007年1月15日 (月)

最近のドラマといえば

20070115dainoharajp木村拓哉主演の「華麗なる一族」の視聴率が、関西地区では30%を越えたとか。(ネットニュース
この時間枠、悲惨なほどの低視聴率にあえいでいたTBSとしてはほっと一息でしょうか。
しかしキムタク主演だというだけで30%もとるんですねえ。

まあそれはともかく。最近のテレビドラマのなかで一番の衝撃といえば、やはり先週の日テレ「大女優殺人事件」でしょうか。

岸恵子、浅丘ルリ子、松坂慶子の三大女優が華麗なる競演。しかも題材はかつてエリザベス・テイラーとキム・ノヴァクで映画化されたこともある、あのアガサ・クリスティ「鏡は横にひび割れて」(映画化名は「クリスタル殺人事件」)。

え?いったい、誰がどの役を?
まあ常識的には、この中ではミス・マープルが岸恵子ということになるんでしょうか。で、リズが浅丘ルリ子で、キム・ノヴァクが松坂慶子。

ちょっとからめ手で松坂慶子がミス・マープル。岸のリズ役で浅丘キム・ノヴァクという線もおかしくはなさそう。

でも・・・期待もむなしくというのか、なんというのか。
松坂慶子は開幕そうそうパーティの招待客として現れて、浅丘リズと仲良くおしゃべりして、あっという間に去ってしまうのでした。

え?どうなっちゃってんの?

そうこうしてるうちにキム・ノヴァク登場。櫻井淳子さんが。
いや、べつに櫻井淳子が悪い女優というんじゃないですよ。でも、いくらなんでも浅丘ヒロインと張り合う準主役としては、貫禄不足でしょ。
で、松坂慶子はもうそれっきり出てこないという・・・あんまりだ・・・。

松坂慶子出演をいっさい宣伝しないで、ザプライズのカメオ出演というんだったらわかりますよ。でもあれだけ松坂登場シーンを使った番宣流してて、このキャスティングって・・・

まあ、ドラマの出来としても酷かったんですが、どうやらこれはドラマじゃなくてコメディとしてみるべきだったんですね。
はしのえみのキャスティングもそれ故だったんですねぇ。ドラマだったら、はしのえみじゃなくてほしのあきにするもんね。(<もっとしません!)

でもってコメディとしてのピークは、日毎にソノコ先生に近づいていなくもない浅丘ルリ子様のメイク落としシーンだったみたい。
クリスティもびっくりの戦慄のミステリー・ゾーンを覗いて見たい方は、こちらのサイトにキャプ画面が。
http://www.geocities.jp/monamour_sub/jyoyu/

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2006年6月 2日 (金)

竹中懇の座長案が・・・

20060602yoheijpんー、なんかどうもよく分からないんですが、NHKのチャンネル数削減案などを検討していた竹中総務相の私的懇談会である「通信・放送の在り方に関する懇談会」。

5月9日の日記で、その中間とりまとめについてご紹介しましたが、昨日の懇談会で座長案が出てきました。懇談会のHPにはまだ昨日の分についての議事の骨子は掲載されていないので、くわしいことはわかりません。とりあえず、ネットニュースから。

「焦点のNHK改革では、不祥事を起こしたスポーツ・娯楽部門は「公共性が必ずしも高いとは言えない」とし、本体から分離し、関連子会社と一体化した新たな子会社として民間企業と競争するよう提言した。

 現在の国内8チャンネルは「明らかに多すぎる」と指摘し、衛星放送で1チャンネル減、ラジオを(現在のFM、AMのうち)1または2チャンネル減とし、最大3チャンネルを削減すべきだとした。

 不払いが問題となっている受信料は大幅に引き下げ、支払いを義務化すべきだとした。」
とのことです。

(今回の懇談会の話じゃなくて、一般論で言うんですが、この手の懇談会や諮問機関の座長案って、その通りに決まるのは、必ずしも多くないような気がします。
A) 普通はまず中間とりまとめをして、それでは不十分という意見が出てきたり、中間とりまとめを叩き台に踏み込んだ議論がかわされたりして、最終取りまとめのための座長案になる。
B) というのが一番自然な流れなのですが、なぜか私的懇談会とか私的諮問委員会とかいうのは、依頼した人の意向を汲んだ座長が、それまでの話し合いから離れて、勝手に座長案をまとめたりすることがままある。
なので、「座長案」というものは参考程度に受け取っておくのがいい場合があります。今回中間とりまとめと、そう変ってないので、普通に受け取って良いと思いますが。)

いずれにせよ、もうちょっと詳しく記事を書いてくれないと、なんだかわからないですね。

ラジオのチャンネル削減の件については5月9日に書いたので繰り返しません。そのほかの部分でですが、

1) 不祥事を起こしたスポーツ・娯楽部門は「公共性が必ずしも高いとは言えない」
2) (スポーツ・娯楽部門を)本体から分離し、関連子会社と一体化した新たな子会社として民間企業と競争するよう提言
3) 現在の国内8チャンネルは「明らかに多すぎると考えられる」

と書いてありますが、どれも問題があると思います。
1) まずスポーツ・娯楽は公共性が高いとは必ずしもいえないと言うことですが、そうなんでしょうか?民放が視聴率に振り回されざるを得ない以上、視聴率がとれず、民放がそっぽを向いてるスポーツ(国技という名のスポーツや、いまやまるで視聴率がとれない県レベルの高校野球なども含め)の中継は本当に「必ずしも公共性がない」のでしょうか?
クラシック・JAZZ・邦楽の番組を民放で見ることはめったに出来ませんが、それらをカヴァーすることは公共性があるのではないでしょうか?

2)民間放送と競争ということは視聴率競争に加わるということです。どう考えたって、だったらサッカーとオリンピック以外は惨敗です。
子会社にスポーツ・娯楽を移してなにをするんでしょうか?製作だけやって、それをどこで放送するんでしょうか?NHKで放送するしかないわけですが、しかし公共性がないものを放送していいのでしょうか?
民間放送と競争というのは、経費削減ということを婉曲に言ってるのでしょうか?

それともNHKはスポーツ・娯楽関係の番組を放送するときには、競争入札でNHKエンタープライズのような子会社プロダクションと、一般の民間プロダクションに入札させ、一番安く出来る(または一番内容の良い)会社を採用するということなんでしょうか?

NHK本体が経費を削減しないと、子会社化の意義はないわけですが、ということは子会社から購入する番組の代金はいままでの制作費よりも安くないと意味ありません。だとすると子会社はどうやってその儲けを見つけるのでしょう?NHK以外にも番組を売るのでしょうか?民放とか。
それとも番組をパッケージにして、ビデオ収入で儲けるのでしょうか?一般のプロダクションのような活動をするのでしょうか?たとえば企業のプロモビデオとか作って。なんだかよく分かりません。

3)なぜ「明らかに」多すぎるのでしょうか?「明らかに」の中身がわかりません。明らかにでごまかすのではなく、「多い」と判断した理由を、説得的に明示してほしいと思います。(議事の中ではなぜ「明らか」なのか、明らかにされてるのかもしれませんが、HPにまだ出てないのでわかりません。)

なお前回も書きましたが、これはあくまでも竹中総務相の私的懇談会の意見(しかも座長案)であり、国の方針として決まったとかいう話では全くありません。

写真:何かが起こりそうだった与兵衛沼の夕暮れ。でも何も起きなかった・・・

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2006年5月 9日 (火)

NHK削減対象はBS・AM・FM ~ニュースの落穂拾い・2 Watch What Happens

20060509aobadorijp「竹中総務相の私的懇談会「通信・放送の在り方に関する懇談会」(座長・松原聡東洋大教授)は9日、これまでの議論の論点を整理した中間とりまとめを公表した。

 NHKのテレビとラジオ合わせて8つあるチャンネルのうち、テレビのBS放送、ラジオのAM、FMのなかから削減対象を選ぶことで一致した。

 また、メディア企業による複数のテレビ局などへの出資を制限した『マスメディア集中排除原則』については、大幅な緩和の方針を打ち出し、民放キー局が親会社となり、地方局を子会社化したり、純粋持ち株会社を作り、傘下にキー局や地方局、BS局がぶらさがる形態が考えられるとした。懇談会は今月中に報告書をとりまとめる見込みだ。」(読売新聞

これはあくまでも竹中総務相の私的懇談会の中間とりまとめであって、今すぐこうなるということではありません。
小泉首相が退陣したら竹中総務相の続投はないでしょうし、影響力が全く無くなることも予想されます。この場合、
▽このとりまとめが全く白紙状態に戻る
▽これを叩き台に次の政権がNHKの整理を進める
という両方の可能性があります。


ということでFMです。音楽好きとしては削減候補の中にFMが入っているのが、なんとも不快なわけです。
いくら最近のNHK FMは音楽ファンの要求に背をむけ、奇妙な細切れ番組やら、一部割愛放送やら変なのばかり放送してるといっても、民放FMがクラシックに背を向け、CS‐PCMもさほど普及しなかった状態で、FMをなくしたらどうなるのか。放送によって聴けるクラシックは映像付きの素材だけということになってしまいます。

本当にそれでいいのでしょうか?いくらCDが安くなり、LP1枚が大卒の初任給にも匹敵していた時代とは違うといっても、放送がクラシック音楽を伝える手段でなくなるというのには、疑問を持たざるを得ません。

CDはあまりにも強く市場原理に支配されるし、映像付きの音楽だけではあまりにも範囲が限定されます。またたかだか2時間の「椿姫」をハイライトで放送する教育TVの音楽番組は、すべて事実上の初心者入門講座になり下がっています。本格的な音楽番組がBSに限定されるなら、日曜の夕方にやっている「現代の音楽」や、土曜日に移った吉田秀和さんの「名曲のたのしみ」のような、映像抜きにしか成立しえない番組は、無くなってしまうでしょう。

たしかに国民を知性も教養も低いレベルにおくことは、支配のためには大切で(「衆愚政治」をやりやすくする)、権力強化の重要な手段ではあります。情操教育もせず、何かといえば煽りに単純に反応して燃え上がる国民性になれば、権力者にとっては大変に楽と言えます。(そのような傾向は次第に強くなってきており、小泉首相と石原都知事はともに、そこをうまく利用して個人崇拝的なものを築きあげてると思います。)
でも結局そういうのは国の発展を阻害するし、真の意味で国賊的と言えると私は思います。
なんだかFM放送の話から、国賊的なんてちょっと大袈裟な展開かもしれませんが。


後半にある「マスメディア集中排除原則」ですが、かいつまんで解説だけしておくと、これはこういうことです。

ある会社がある放送エリアで放送局を複数支配または所有できないというものです。

具体的にはある県でA社がa放送局の株を10%を超えて持っていた場合、同じ県にあるb放送局の株は10%を超えて持ってはならない。また他の県では20%以上持ってはならないというものです。

例えば仮に私がメディア王になろうと画策して株式会社TARO’S CAFÉ(登記上の名前はカタカナ)という会社を設立し、TBSの株の50%を買い占めたとします。
この場合完全にTBSを支配・所有していることになります。次にフジテレビの株も入手しようとします。この時10%までは許されますが、10.5%フジの株を取得すると「マスメディア集中排除原則」にひっかかって違反となってしまいます。
また別の放送エリアの場合でも20%以上は駄目ですから、大阪の朝日放送の株を20%取得したら、違反になります。
ベルルスコーニみたいなメディア王を作らないための規則(※)とでも言えばいいのでしょうか。(※放送局の開設の根本的基準〔昭和25年電波監理委員会規則第21号〕第9条等)

かねがね問題になっているところで、ネットを含めメディアが多様化されている今、時代遅れな規則だと批判する人と、報道が一色に染まらないためには原則を崩すべきでないという人と、2つの立場があるみたいです。

写真:ずっと冬枯れのままだった欅並木ですが、ゴールデン・ウィークが天気良くて暖かかったため、いっきに若葉が。ほんとうに鮮やかで明るい緑で、目を射るとはこのことですね。(仙台市の青葉通り)

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